アレクサンダー・ハミルトンとは?④両親について

ミュージカル『ハミルトン(Hamilton)』より“Alexander Hamilton”の英語歌詞を見てみると、アレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton)がどんな人物だったのかが分かります。

今回は彼の両親についてご紹介します。

全曲がラップ調の歌詞で構成されたヒップ・ホップミュージカル『ハミルトン』。これはアレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton)の生涯を描いた作品ですが、日本人の我々としては、正直馴染みがありません。

せっかく歴史上の偉人にまつわる話なのですから、どんな人物なのかしっかり押さえてから鑑賞したいですよね?そんな主人公ハミルトンの人物像が分かる歌詞を“Alexander Hamilton”から抜き取って解説していきますよ。

 

ハミルトンの人物像については、こちらに他の記事をまとめています。併せてご覧ください。

 

また『ハミルトン』を理解する上で、「ラップ」の知識は欠かせません。記事をご覧になっていない方はご覧ください。理解が深まりますよ!

 

 

父親について

歌詞内で歌われていること

最初の曲“Alexander Hamilton”は、登場人物がそれぞれの立場からアレクサンダー・ハミルトンを説明する歌詞内容となっています。今回はエリザベス・ハミルトン(Eliza Hamilton)のパートを見ていきましょう。※韻を踏んでいるところは赤文字にしています。

 

When he was ten, his father split, full of it, debt-ridden
Two years later, see Alex and his mother, bed-ridden
Half-dead, sittin’ in their own sick
The scent thick
―ミュージカル“Hamilton”より“Alexander Hamilton”

 

まず、“When he was ten”とあることから、ハミルトンが10歳だった時に何かが起きたと分かります。“his father ~”以降がハミルトンの父親に関する内容ですね。3つのことが書かれており、それぞれ次の通りです。

 

  • split…仲たがいさせる、分裂させる
  • full of it…嘘をついて、大げさで
  • debt-ridden…赤字を抱えた、借金(負債)に苦しむ

 

おぅ…

この3つのことだけで何が起こったか、バッチリ分かりますね。ハミルトンの父親は嘘をついて、借金に苦しみ、家族が分裂したということが読みとれます。ハミルトンがたった10歳の時の出来事…辛いです。

 

 

wikipediaと比較してみよう

では、ハミルトンの父親についてwikipediaではどのように説明されているか見てみましょう。

 

父親はスコットランド貴族の四男だが、ハミルトンが生まれたときはカリブ海の小さな島の一商人にすぎず、しかものち破産し零落していく。
アレクサンダー・ハミルトン(wikipedia)

 

歌詞に書いてあるほど詳しい内容は書いてありませんでしたが、事業が上手く行っていなかったことはよく分かります。

 

 

母親について

歌詞内で歌われていること

では一方の母親はどうでしょうか?もう一度歌詞を見てみましょう。

 

When he was ten, his father splitfull of itdebt-ridden
Two years later, see Alex and his mother, bed-ridden
Half-dead, sittin’ in their own sick
The scent thick
―ミュージカル“Hamilton”より“Alexander Hamilton”

 

2行目からが母親について歌われているところですが、“Two years later”とあるので、ハミルトンが12歳の時に母親がどういう状態だったのかがここで分かります。

 

  • bed-ridden…寝たきり
  • half-dead…半死状態

 

これもまた辛いですね…父親が破産状態に陥り、母親は寝たきりに…この時ハミルトンも同じような状態だったようですが、次のアンサンブルのパートでその後どうなったかが分かります。

 

And Alex got better but his mother went quick
―ミュージカル“Hamilton”より“Alexander Hamilton”

 

“Alex”とはAlexander Hamiltonの名前を省略したものですから、ハミルトンのことだと分かります。“got better”とあるので体調が回復したようですが、母親は“went quick(早くに逝った)”ですから、12歳の時に亡くなっているんですね。

 

 

wikipediaと比較してみよう

では、母親についてwikipediaではどのように説明されているでしょうか?

 

母はフランスのユグノーの子孫という。

アメリカ合衆国の「建国の父」たちは皆、成功した入植者からの名門富裕層の出であったが、誇るべき家柄も無く内縁関係の両親の間に生まれたハミルトンは例外とも言える存在であった。
アレクサンダー・ハミルトン(wikipedia)

 

母親はフランス系だということしか触れられていませんね。ただ揺るぎのない事実として、ハミルトンはエリートではないということが分かります。むしろ幼少期から苦労を経験した人物であるということです。

「アメリカ合衆国建国の父」としてエリート層が名を連ねる中、ハミルトンはかなりの異色であった…だからこそ、小説が書かれたり、ミュージカルになったりするんでしょうね。

では他にはどんなことが歌われているのか…気になる方はこちらからご覧ください。

 

 

♪『ハミルトン』の曲一覧はこちらから:ハミルトン/英語歌詞を徹底分析!

*良い記事だと思って下さった方、是非「いいね!」をお願い致します*
*facebookページへ参加して下さる方はこちらから→LOVE performing arts
*twitterをフォローして下さる方はこちらから→LOVE performing arts (@performingart2)

「なるほど!」と思ったらシェア♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です