Holiday Inn/単語を理解して『RENT』を深めよう

あきかん

こんにちは!

ミュージカル考察ブロガー、あきかん(@performingart2)です。

東宝ミュージカル『レント(RENT)』より “Christmas Bells” の英語歌詞を見てみると、 “Holiday Inn” という聞きなれない単語が出てきます。

これはどういう意味なのでしょうか?


『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の解説・考察本を執筆しました!

ヘドウィグが探し求めた「カタワレ」とは?何故「ベルリンの壁」が登場するのか?「愛の起源」を解説しながら、ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の中毒性に迫る考察本。

台本と映画を踏まえてながら、プラトンの『饗宴』に影響を受けた「愛の起源」、ドイツの歴史、旧約聖書「アダムとイヴ」の3つの視点から作品に切り込んだ1冊。

Kindle(電子書籍)ペーパーバック(紙書籍)、いずれも Amazon で販売中。

Kindle Unlimitedを初めてご利用の方は、体験期間中に0円で読書可能

 

台詞のおさらい

 

ホームレスたちが自分にはクリスマスがないという内容歌った後に “Holiday Inn” という単語が出てきます。

 

SOLOIST:
Rudolph the red nosed reindeer

ALL FIVE:
Rudolph the red nosed reindeer
No room at the Holiday Inn — oh no

(A few flakes of snow begin to descend.)

And it’s beginning to snow

―ブロードウェイミュージカル “RENT” より “Christmas Bells” (作詞:Jonathan Larson)

 

“No room at” とあるところから、場所だと解釈できそうですがどのような場所なのでしょうか?

‘Rudolph the red nosed reindeer’とは「赤鼻のトナカイ」のことで次の記事で説明していますので、併せてご覧くださいね。

 

“Holiday Inn” とは?

 

調べてみたところ、これはホテルブランドであるということが分かりました。

 

ホリデイ・イン(Holiday Inn)はインターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)が展開するホテルブランド。

1951年にアメリカ合衆国のナッシュビルに第1号店をオープン。1960年代にフランチャイズ展開を始める。1988年にホリデイ・インは、イギリスを拠点とするバス・ホテルズ(Bass PLC)により買収された。バス・ホテルズは2002年にシックス・コンチネンツホテルズグループ、さらに2003年にインターコンチネンタルホテルズグループと名称を変更し、同グループを構成するホテルブランドとして現在に至っている。

ホリデイ・イン(wikipedia)

 

もともと “inn” とは「小ホテル、小旅館、宿屋」という意味があります。ですからこのホテルの名称は「休日の宿」といった感じですね。

次の歌詞のフレーズでは、『赤鼻のトナカイ』の歌を歌ってみて、ホリデーインはどうせ満室で…と改めてクリスマスであることを実感し、 “oh no(あーぁ)” と嘆いているのでしょう。

 

  • Rudolph the red nosed reindeer
  • No room at the Holiday Inn — oh no

 

そうこうしていたら、空から白いものがちらついて…もううんざり…といった展開ですね。

いずれにしてもホテルに泊まるだけの金銭的余裕はないのですが、ホテルが満室と分かった後に雪が降ってきて、寒さをより引き立てている印象です。こういう展開がホームレスの立場を際立たせていますね。

 

(追記:2018.3.16)

ニューヨーク旅行で、運良くこのHoliday Innに泊まることができました!詳細はこちらの記事をご覧くださいね。

 

あきかん

それでは皆さん、良い観劇ライフを…

以上、あきかん(@performingart2)でした!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください