「地獄の炎」の火種はエスメラルダだった!?

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より“Hellfire(地獄の炎)”英語歌詞を見てみると、この地獄の炎とはエスメラルダからの飛び火だということが分かります。

一体どういうことなのでしょうか?

地獄の炎…

よくよく考えると、何をもって「地獄の炎」と呼ばれているのかは分からないですよね。エスメラルダを地獄へ送り込む炎なのか、フロローが自滅へと向かう炎なのか、フロローの欲情を表現した炎なのか、はたまたその全てなのか…

「地獄の炎」とは何かについてはあらゆる解釈が出来そうですが、1つ、決定的な事実があります。それはこの地獄の炎がエスメラルダによるものだ…ということです。

そのフレーズがどこにあるのか、そしてどんなことが書かれているのか見ていきましょう。

 

歌詞のおさらい

劇団四季版

まずは劇団四季の歌詞から見ていきましょう。

 

私は(Mea culpa)
悪くない(Mea culpa)
あのジプシー
あいつのせい(Mea maxima culpa)

悪魔は(Mea culpa)
人より
強い魔力を
持っているのだ
―劇団四季『ノートルダムの鐘』より「地獄の炎」

 

英語版ではこの部分に書かれているのですが、日本語ではそれらしきことは全く触れられていませんね。

 

英語版

一方の英語歌詞はどうでしょうか?

 

It’s not my fault!(Mea culpa)
I’m not to blame!(Mea culpa)
It is the gypsy girl
The witch who sent this flame(Mea maxima culpa)

It’s not my fault(Mea culpa)
If in god’s plan
He made the devil
So much stronger than the man!
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “Hellfire”

 

この赤字の部分が、今回注目すべきポイントです。それでは1つずつ解説していきますよ。

 

 

エスメラルダの炎が引火した

まず、見ての通り“It is the gypsy girl”というのは「それはジプシーの女だ」という意味です。この「それは」が何なのかということが続く歌詞で歌われています。“The witch who sent this flame”の部分ですね。

the gypsy girl the witchという区切り方をすると分かりやすいのですが、ここはthe gypsy girl=the witchという意味になります。従ってここで歌われているthe witch(魔女)とはthe gypsy girl(ジプシーの女)、つまりエスメラルダだと分かります。

そしてwho sent this flameですが、whoというのは関係代名詞でthe gypsy girl the witchのことを指しますので、シンプルにすると“Esmeralda sent this flame”と言い換えられます。

flameとは「炎」ですので、この2行はこういった意味になります。

 

「あの魔女であるジプシーの女こそが、この炎を送りつけて来たんだ」

 

つまり、フロローの言い分は「あいつの炎がをよこし、この私に引火したんだ!」です。エスメラルダがいなければ、この燃え盛る炎はそもそも立ち上ることはなかった、全ての責任は彼女にある…!とでも言わんばかりです。

とても皮肉ではありますが、とても美しい表現ですよね。

いかがでしたか?

地獄の炎がどのように生まれたかがよく分かる一文だとお分かりいただけたと思います。是非、このシーンを観る時は、エスメラルダによる火種を感じながらフロローに注目してみて下さい。

♪『ノートルダムの鐘』の曲一覧はこちらから:ノートルダムの鐘/英語歌詞を徹底分析!日本語で意味を理解しよう

⇒【ノートダムの鐘】オリジナルキャスト画像集はこちら☆・’

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※CDでは上演される一部の曲しか収録されていないため、本サイトでは、曲名・曲順・歌詞は全て上演内容に順じています。参考サイトは次の通りです。CDの内容とは一部異なりますので予めご了承下さい。(参考サイト:LYRICS TO DISNEY’S HUNCHBACK OF NOTRE DAME MUSICAL (LA JOLLA PLAYHOUSE AND PAPER MILL PLAYHOUSE)

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