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エリザベス・スカイラー、ハミルトンに一目惚れの一部始終②

ミュージカル『ハミルトン(Hamilton)』より“Helpless”の英語歌詞を見てみると、エリザベスがハミルトンに出会ってから恋に落ちるまでの様子が非常に丁寧に、かつ美しく表現されています。

今回は、冬の舞踏会(“A Winter’s Ball”)にて、エリザベスが恋に落ちていく様子について解説します。

こちらの記事をお読みでない方は、是非先にご覧くださいね。

 

ちなみに、「冬の舞踏会」がどのようなものだったかはこちらの記事で説明しています。是非併せてご覧ください。

 

【ブロードウェイミュージカル“Hamilton”/“Helpless”/作詞:Lin-Manuel Miranda】

 

歌詞のおさらい

今回注目する歌詞は次のパートです。韻を踏んでいるところは赤文字にしてありますよ!

 

Grab my sister, and
Whisper, “Yo, this
One’s mine.”

My sister made her way across
the room to you
And I got nervous,
thinking “What’s she gonna do?”
She grabbed you by the arm,
I’m thinkin’ “I’m through
Then you look back at me
and suddenly I’m Helpless!
ブロードウェイミュージカル “Hamilton” より “Helpless”(作詞:Lin-Manuel Miranda)

 

エリザベスの大きな一歩

さて、先の記事でも紹介していますが、エリザベスはハミルトンに一目惚れします。内気なエリザベスとは対照的に、ダンスホールの注目を浴びるのは姉のアンジェリカ。せめて、そんな姉にハミルトンが気を惹かれないよう、エリザベスは姉を掴んで囁きます。

 

“Yo, this one’s mine.”

 

Yoというのはyouのカジュアルな言い方、this oneは「これ」ですがこの場合「この人」の意味でハミルトンを指します。mineが「私の」ですから、エリザベスはアンジェリカに対して…

 

「ねぇ、彼、私のだから」

 

と言っているんです。シャイなエリザベスにしては、積極的で大きな一歩です。

 

 

姉の大胆な行動

しかし、そんなエリザベスをよそにアンジェリカが何をしたか…“My sister made her way across the room to you”したんです。

まず、“my sister”は「私の姉」ですからアンジェリカのことですね。“make way ”で「道を作る、道を空ける」、“across the room”で「部屋を横切って」ですから、アンジェリカが一直線にどこかに歩みを進めている様子が分かります。

どこへ?“to you”、つまりハミルトンへ一直線に向かっていることが分かります!

 

エリザベスの心の内

たった今、「彼(ハミルトン)は私のだから」と姉を制したのに、その直後にハミルトンのところへ行ってしまうなんて!エリザベスの立場になって考えたら、もう目が点ですよね。

その時のエリザベスの心境が“And I got nervous,thinking “What’s she gonna do?”。「アガってしまって、「何しようとしてるの」と頭がぐるぐるした」と解釈すると良いでしょう。その後アンジェリカがハミルトンの腕を掴み(She grabbed you by the arm,)ますが、この時エリザベスがどう思った(I’m thinkin’)か…

 

“I’m through”

 

です。この意味分かりますか?私は分からなかったんです。throughって「通り抜ける」という意味でよく使われるのですが、それだと意味が通じないし…そういう時は、一度この状況をイメージすることから始めてみます。もし自分がエリザベスで、積極的で魅力的な姉が自分の恋する相手に声をかけるとなったらどう感じますか?

 

「…終わった」

 

って思いません?はい、これが正解です。 “I’m through”って「終わった」という意味なんです(笑)面白いですね。

何故throughが「終わった」という意味になるかというと、「一通り終える」という意味があるからです。作業や仕事などが一通り終わったら“I’m through”と言うのですが、恐らくそこから転じて「終わった」という意味でも使われるようになったのだと思います。

ちなみにこの表現は“Helpless”の中でもう一度出てきます。それがどんなシーンなのかは、別の記事で説明しますので楽しみにしていて下さいね。

 

まさかの展開

そして、そんなことを思っていた時、こんなことが起こります。“Then you look back at me”です。youはハミルトンのことですから、ハミルトンがこちら(エリザベス)の方を向いたんです!こうなったらもう、エリザベスはどうなるか…もちろん…

 

“Helpless(どうしようもない)!”

 

です。しかもあまりにもsuddenly(突然)だったものだから、余計に「!!」といった感じたことでしょう(笑)。helplessの詳しい意味の説明は先の記事をご覧くださいね。

 

 

エリザベスの高鳴る気持ちを表現

さて、ハミルトンと視線を合わせようとしていたエリザベスは、突然視線が合い気持ちが舞い上がってしまうのですが、その時の気持ちの高鳴りが次のように表現されています。曲中で何度か出てくるフレーズですね。

 

I’m so into you
I am so into you

I know I’m down for the count
And I’m drownin’ in ‘em.
ブロードウェイミュージカル “Hamilton” より “Helpless”(作詞:Lin-Manuel Miranda)

 

into ~というのは、「夢中になる、のめりこむ」という意味があるので“I’m so into you”で「私とってもあなたに夢中なの!」という意味になります。“I know I’m down for the count”では「私は~だと知っている」ことが歌われていますが、エリザベスは何を知っているのでしょうか?

“down for the count”がどういう意味か調べてみたところ、「ノックアウトされる」という意味だそうです!ボクシングの試合なのでノックアウトをされると、レフリーが10から1までカウントダウンをしますよね?それが由来で“down for the count”は「カウントダウンされる」が直訳ですが、転じて「ノックアウトされる」という意味になります。

そして、drownin’ in ‘emはフレーズが口語体に簡略化されているのでこういう書き方になっているのですが、正式に書くと“drowning in them”となります。drowning は「溺れる」ですので、ハミルトンへの恋に溺れていっていることも自覚しているのだと歌っているんですね。

いかがでしたか?エリザベスが恋に落ちていく様子が手に取るようにお分かりいただけたかと思います。

 

さて、ところでアンジェリカは何故あのような行動をとったのでしょうか?それはこの次の記事と“Satisfied”の記事で説明しますので、是非ご覧くださいね。

 

 

 

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