クロパンの歌う人種問題の提起…短く、明確なその内容とは?

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より“In a Place of Miracles(奇跡もとめて)”の英語歌詞を見てみると、ジプシー達の人種について触れられているパートがあります。

劇団四季版以上に重みのある英語版フレーズで意味を知りましょう。

歌詞のおさらい

The Court of Miracles(奇跡御殿)”からは一転、かすかな希望、かすかな光が差すような曲“In a Place of Miracles(奇跡もとめて)”。主要の登場人物がそれぞれの感情歌いますが、中でもクロパンのパートが印象的です。

いつもならば人を小馬鹿にするような、嘲るような内容を歌いますが、ここでは目前にある現実問題を歌っています。

 

劇団四季版

クロパン:
さすらいの旅へ
迎えてくれる
国はどこに

ジプシーたち:
奇跡もとめて
―劇団四季『ノートルダムの鐘』より「奇跡もとめて」

 

英語版

Clopin:
Romanis again must roam
Could there be country
Kinder to our race?

Gypsies:
In a place of miracles
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “In a Place of Miracles”

 

歌詞の意味

1行目から見ていきましょう。RomanisとはRomaniの複数形でロマのことです。ロマとはジプシーのことで、この場合クロパンやエスメラルダを始めとしたジプシー達のことを指しています。roamとは「あてもなく歩き回る、放浪する」という意味がありますから、ここは「ジプシー達はまた放浪しなければならない」と歌っています。

2、3行目は1つの文で“Could there be country kinder to our race?”となります。kinderはkind(優しい、思いやりのある)の比較級、raceは「人種」です。

従って、この3行では「ジプシー達はまた放浪しなければならない。この世に我々のような人種を受け入れてくれる心の広い国はあるのだろうか?」というニュアンスになります。

劇団四季版でも非常に内容を凝縮して日本語訳されています。非常に短いたった3行の歌詞ですが、質問形式になっていることでより深く、重く感じられます。この問題提起、あなたはどう受け取りますか?

ジプシー(ロマ)についての詳細は次の記事をご覧くださいね。

 

 

*良い記事だと思って下さった方、是非「いいね!」をお願い致します
*facebookページへ参加して下さる方はこちらから→LOVE performing arts
*twitterをフォローして下さる方はこちらから→LOVE performing arts (@performingart2)

♪『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』の曲一覧はこちら



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください