デュトロノミーが看取った妻は9匹?宗教上縁起の良い数字との関わり

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』より“Old Deuteronomy(デュトロノミー/長老猫)”の歌詞を見てみると、彼は9匹の妻を看取ったと書かれています。

ここでは9という数字の持つ意味と宗教的な関係を紹介しますよ。

※全体を読みやすくするため記事の構成を変更致しました。(2017.7.6)

妻は9匹?それとも99匹??

Old Deuteronomy(デュトロノミー/長老猫)の歌詞に、次のようなフレーズがあります。

 

Old Deuteronomy’s buried nine wives
And more ? I am tempted to say ninety-nine
And his numerous progeny prospers and thrives
And the village is proud of him in his decline
―ミュージカル “CATS” より “Old Deuteronomy”

 

  • buried nine wives…9匹の妻を看取った
  • tempted to say ninety-nine…99匹だったような気もする
  • numerous progeny prospers and thrives…多くの子孫繁栄に成功する
    thrivesにも「繁栄」という意味がありますが、ここでは「成功」という解釈でよいでしょう。)
  • proud of him…彼に誇りを持っている
  • decline…晩年

長生きなこともあって、妻が先立ち何度か再婚をしているようですが、まず1行目から読みとれるのは、9匹の妻を看取ったということです。

その直後、“And more?(それとも、もっと?)”に続くフレーズでは、「99匹だったような気もする」と歌っています。つまりは、9匹なのか99匹なのか、結局のところ分からないということです。

他の猫たちの方が若く、きっと耳で伝え聞いている情報のためなおさら分からないんでしょうね。ここは、ちょっとお茶目なフレーズです。

 

 

デュトロノミーを労わる村人たち

後半では、「子孫繁栄という面でも十分貢献したんだし、デュトロノミーは十分役目を果たした立派な猫だ。もう余生をゆっくり過ごしてもらおう。」という、デュトロノミーの住む村の人たちの想いが込められたフレーズになっています。

ちなみにこの「村」というのは猫ではなく「人間の村」です。原作『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法』にも人間が描かれた挿絵がありますし、デュトロノミーのために手を尽くす様子が描かれていますよ。

 

9はキリスト教的に演技の良い数字?

ちなみに“buried nine wives”について、原作にこんな記述がありました。

 

猫は九生を生きるといわれている。古来から、猫の生命力とたくましさ、さらには神秘性から、猫は九回の生涯を送ると考えられていた。

九はまた、宗教的で縁起のいい数字である。
―T.S.エリオット『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(p.55)

 

このように、調べれば調べるほど、私たち観客の知らない隠された意味が次々と出てきます!歌詞を読み解いていくと、作詞家の想いを受け止めることができますね。

デュトロノミーの名前の由来がキリスト教と深い関わりがあるので、ここでいう「宗教」というのもキリスト教だと思いますが、詳しくは機会のある時に調べてみようと思います。

また、デュトロノミー自身がキリスト教と関係の深い存在です。そういう意味でも、この9という数字を使い、歌詞自体に宗教的な意味を持たせたんでしょうね。

宗教的な関わりが強いと分かる記事は次をご覧ください。

 

 

*良い記事だと思って下さった方、是非「いいね!」をお願い致します*
*facebookページへ参加して下さる方はこちらから→LOVE performing arts
*twitterをフォローして下さる方はこちらから→LOVE performing arts

⇒“Old Deuteronomy” 動画集はこちら☆・’

「なるほど!」と思ったらシェア♪

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です