デュトロノミーが穏やかな顔をする、劇団四季版では訳されていない場所

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』より“Old Deuteronomy(デュトロノミー/長老猫)”の歌詞を見てみると、デュトロノミーが穏やかな顔をする場所について触れられています。

それは一体どこなのでしょうか?

Old Deuteronomy(デュトロノミー/長老猫)”の歌詞に、次のようなフレーズがあります。

 

At the sight of that placid and bland physiognomy
As he sits in the sun on the vicarage wall
―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Old Deuteronomy”(作詞:T.S. Eliot)

 

placid”が「穏やかな」、“bland physiognomy”が「人当たりのよい顔つき」ですから、デュトロノミーはある場所の日向でとても幸せそうな顔をしていることが分かります。

それはどのなのか?“vicarage wall(牧師館の塀)”です。日本語歌詞では次のように訳されています。

 

あの街の教会が彼の住処
昼ひなたぼっこが彼の日課
―劇団四季ミュージカル 『キャッツ』 より 「デュトロノミー – 長老猫」(訳詞:浅利慶太)

 

恐らく、日本人にはあまり“vicarage(牧師館)”に馴染みがないので「教会」と訳したのでしょう。私も初めて耳にしました。

調べてみると、イングランド国教会を中心に利用されていた牧師の居住する住まいだったそうです。ヴィクトル・ユーゴー(Victor, Marie Hugo)作『レ・ミゼラブル(Les Misérables)』の冒頭でミリエル司教が登場しますが、彼の住んでいる場所が牧師館と言えるでしょう:牧師館(wikipedia)

天気の良い日、牧師館付近を歩くことがあったら、デュトロノミーを探してみようかな。

デュトロノミーが宗教的な関わりが強いと分かる記事は次をご覧ください。

 

 

 

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