Somedayのサビ前で歌われるEsmeraldaの昔と今

ミュージカル“ノートルダムの鐘”よりSomedayの英語歌詞を見てみると、サビ前でEsmeraldaの昔と今の気持ちが描かれています。時が経っても変わらない彼女の強い意思はどんなものか、中身を見ていきましょう。

※CDでは上演される一部の曲しか収録されていないため、本サイトでは、曲名・曲順・歌詞は全て上演内容に順じています。参考サイトは次の通りです。CDの内容とは一部異なりますので予めご了承下さい。(参考サイト:LYRICS TO DISNEY’S HUNCHBACK OF NOTRE DAME MUSICAL (LA JOLLA PLAYHOUSE AND PAPER MILL PLAYHOUSE)

Somedayの歌詞の中身を見てみましょう。こちらはサビ前のフレーズです:

I used to believe
In the days I was naive
That I’d live to see
A day of justice dawn

And though I will die
Long before that morning comes
I’ll die while believing still
It will come
When I am gone
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “Someday”

  • used to…よく~したものだ
  • naive…(特に若いために)純粋、世間知らず
  • justice…公正、公平、正義
  • dawn…夜明け

私はこの曲を初めてじっくり聴いた時、サビに入るこの前の部分で泣きました。

Esmeraldaは、自分の生き方にまっすぐな女性です。そしていつの日も、ジプシーという自分の身分を卑下することなく、平等・公平のために強く生きています。そしていつの日(someday)か、それは実現されるとずっと信じてきたところに、Frolloから魔女扱いをされ、火あぶりの刑に処されることになります。

1ブロック目で歌われているのは、Esmeraldaの若かりし頃の自分について。「純粋だったころ、私はよく公平の日の夜明けに立ち会えると信じていた」という内容が描かれています。このフレーズのポイントは“used to”。死刑になる前自分の過去を思い出し、そういった未来がくることを信じていたことを振り返ります。

その直後にくる言葉が“And though I will die/Long before that morning comes”で「その夜明け(朝)が来る随分前に私が死んだとしても」という内容です。ずっと立ち会えると信じてきた「公平の日の夜明け」に、結局立ち会わずしてこれから死刑によって命を絶たれようとしている情景が、ぎゅっとこのフレーズに納められています。

そして、“I’ll die while believing still/It will come/When I am gone”です。「自分が死ぬと分かっていても未だに信じつづけている、その日は来る、私がこの世を去った後に」というような内容です。自分の最期が目前ながら、自分の生きられない未来に、それでも希望を持ちながら、この世を去った後の世界に思いを託します。

シンプルな単語ばかりで構成される歌詞ですが、ジプシーであるEsmeraldaの強い願いが込められており、観客の心を捉えてずにはいられない内容です。

この詩で素晴らしいのは、somedayを「夜明け」や「朝」という言葉で表現していることです。夜明け、というのはいつでも新しい何かの始まりですが、ただ単純に「美しく、輝かしいもの」を表している訳ではありません。

「夜明け」というのはその情景から、「夜(深い闇・孤独・不安など)から、太陽(美しい・輝かしい・新しいものなど)が生まれ出る」ことを暗に意味しています。

この詩の場合、夜は今までの「不公平な世界」、太陽は「someday(公平が訪れる「その日」)」です。そういった大きな変化をもたらす時に使われるのが、このdawn(夜明け)という単語です。

ちなみに、CATSの“Memory”でもdawnを使った表現が出てきます。是非、併せてご覧くださいね。

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