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『ハミルトン』でたびたび行われる、「デュエル」とは?

ミュージカル『ハミルトン』を観ていると、デュエルのシーンがちょこちょこ出てきますよね。デュエルという単語自体は耳馴染みがありますが、その実態はどのようなものなのでしょうか?

デュエルのするシーン

『ハミルトン』でデュエルするシーンは全部で3つあります。

 

“Ten Duel Commandments”

ジョージ・ワシントンの名誉を傷つたチャールズ・リー(Charles Lee)に対して、ジョン・ローレンス(John Laurens)がその名誉を晴らすためのデュエル。どういった形で名誉を傷つけられたのかについては、1曲前の“Stay Alive”で歌われています。

 

“Blow Us All Away”

ハミルトンの名誉を傷つけたジョン・イーカー(George Eacker)に対して、ハミルトンの長男フィリップ・ハミルトン(Phillip Hamilton)がその名誉を晴らすために行うデュエル。どういった形で名誉を傷つけられたかも、この曲で書かれていますね。

 

“The World Was Wide Enough”

アレクサンダー・ハミルトン(Alexander Hamilton)とアーロン・バー(Aaron Burr)のデュエルです。これはもう、人生を通して、溜まりにたまったものの果し合い…と言った感じで、これが理由というものはありませんが、きっかけとなった事柄についてはこの曲の中で歌われています。

 

「デュエル(決闘)」とは?

デュエルが行われているシーンが分かったところで、どういうものなのかを調べてみました。

 

決闘(けっとう、英: duel)は、2人の人間が事前に決められた同一の条件のもと、生命を賭して戦うこと。果たし合い。
決闘(wikipedia)

 

これは私達がイメージするデュエルそのものですよね。どちらかが死に、どちらかが生き延びる。ハミルトンはバーとのデュエルで命を落とし、人生に幕を閉じます。では、どのような時にデュエルは行われるのでしょうか?

 

通常は、一方(挑戦者)が、自らの名誉を回復するために決闘を申し込む。主に、通常の裁判などでは自らの正しさが証明できないときに使われた。一般的に決闘は同じ社会的階級の者同士で行われた。特に上流階級の者同士で行われる決闘は広く注目を集めた。現代、多くの先進国では決闘は禁止されており、まためったに行なわれることはない。 たとえば日本では、決闘罪ニ関スル件(1889年制定)により、決闘は禁じられている。
決闘はしばしば文学作品上で美化されて表現されるが、実際に決闘を行うのは当然のことながら生命の危険が伴う。決闘に際し助命しないことを事前に宣言することもあった (no quarter)。一方が決闘を申し込み、他方が受諾すれば決闘が行われる。申し込みの方式は、相手の足元めがけて白手袋を投げるか、顔を白手袋ではたくことによって行い、相手が手袋を拾い上げれば受諾となる。ただしこれ以外に、決闘状を送りつける方法や、代理人を向けて決闘を申し込む場合もある。
決闘(wikipedia)

 

つまり、裁判などの正当な形で決着がつかないときに、個人同士で生命をかけて行う果し合い…なんですね。『ハミルトン』の各シーンでも分かる通り、挑戦者は名誉を傷つけられたと感じる方です。名誉を傷つけたままではいられない、だから命をかけて名誉挽回に努めるわけですが、現代では日本を含めた多くの先進国で禁止されているんですね。実際にこんなことが日常的にあったら…正直嫌です。

とはいえ、売られた喧嘩を必ず買わなくてはいけないという訳ではなく、交渉や話し合いによってデュエルを免れることもあるようです。事実“Ten Duel Commandments”では、バーが平和的な話し合いで事態を終わらせられないかと交渉しています。…といっても、ローレンスとリーは決闘をすることになるんですが。

ちなみに、決闘とは誰もが出来るわけではなく、ある一定のルールがあるようです。

 

闘は同じ身分の者同士しか行えなかった。たとえば、自由民と農奴は決闘を行えなかった。しかし、そのような場合、領主が特別に農奴に自由民の資格を与え、決闘が行われることがしばしばあった。
決闘(wikipedia)

 

なかなか興味深いですね。同じ身分同士というのは平等な気もしますが、デュエルをするために自由民の資格を与えるというのは想像外でした。

各3曲の記事が出来上がりましたらリンクを貼るので、是非この記事と併せてお読みくださいね。

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