徹底分析!The Tavern SongにおけるEsmeraldaとPhoebusのやりとり③

ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より“The Tavern Song (Thai Mol Piyas)(酒場の歌)”の英語歌詞を見てみると、EsmeraldaとPhoebusのやりとりが伺えます。素直に話さない2人の、裏をかいた取引のような会話は、英語で読んでも案外難しくはありません。その内容を1つ1つ丁寧に解説していきます。今回は、2人がキスをしてからEsmeraldaが去るまでです。

※CDでは上演される一部の曲しか収録されていないため、本サイトでは、曲名・曲順・歌詞は全て上演内容に順じています。参考サイトは次の通りです。CDの内容とは一部異なりますので予めご了承下さい。(参考サイト:LYRICS TO DISNEY’S HUNCHBACK OF NOTRE DAME MUSICAL (LA JOLLA PLAYHOUSE AND PAPER MILL PLAYHOUSE)

まず、前回までのやりとりは次の記事をご覧ください:

The Tavern Song (Thai Mol Piyas)の歌詞の中身を1つずつ見てみましょう。

Phoebus(フィーバス):
Well, that was pleasant. For you too?

Esmeralda(エズメラルダ):
Don’t flatter yourself.

Phoebus:
No, I’ll let you do that for me.
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “The Tavern Song (Thai Mol Piyas)”

  • pleasant… (人に喜びを与える意味で)気持ちのよい、心地よい
  • flatter…うぬぼれる、得意になる

随分自信家なフィーバスは、“Well, that was pleasant. For you too?(さて、今のは心地よかったな。君にとってもだろ?)”と発言します。その直後にEsmeraldaが”Don’t flatter yourself.(うぬぼれないで)”と言っていますね。キスを受け入れたということは、彼を嫌っている訳ではないのですが、気丈に振舞っている感じがEsmeraldaらしいですね。

Phoebusが軽い男だなぁ~と思うのは“No, I’ll let you do that for me.”の部分。Noは「うぬぼれている訳ではないんだよ」というニュアンス、thatとは、先程した「キス」のこと。let you doは「君に~させる」なので、「うぬぼれている訳じゃないよ。君に“それ(キス)”をさせてあげようと思ってね。」といった感じです。ほんとに、ああいえば、こういうPhoebus…

そんなPhoebusに内心嬉しさを覚えながらも、呆れかえるEsmeraldaは切り替えます。

Esmeralda:
I have to go.

Phoebus:
Why?

Esmeralda:
You’re not the only one who needs to earn a living.

Phoebus:
Where can I find you?!
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “The Tavern Song (Thai Mol Piyas)”

突然“I have to go.”と言いだし、その場を去るEsmeralda。理由を聞かれて、“You’re not the only one who needs to earn a living.”と言います。意味合いとしては「生計を立てなきゃならなきゃいけないのはあなた1人だけじゃないのよ。」です。またEsmeraldaに会いたいと思う気持ちが、Phoebusの“Where can I find you?!”から見てとれますね。

Esmeraldaは去る理由を“You’re not the only one who needs to earn a living.”と言っていますが、その後の表情を見ると照れくさそうにしているのが分かります。あくまでも口先だけの言葉。ニュアンス的には「私だって忙しいのよ」といったところでしょうか。恋する気持ちに流されず、気丈に振舞う辺りが、女性としてかっこいいなと思います。

Esmeraldaを追いかけようとした時、Frederickが登場します。

Frederick(フレデリック):
Captain! She says she has a sister!

Phoebus(フィーバス):
I’m sure she does. Thanks, but I’m not interested.

Frederick:
Oh, captain!

Phoebus:
Goodnight, Frederick!
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “The Tavern Song (Thai Mol Piyas)”

部下のフレデリックはようやく”今夜のお相手”を見つけたようです。そのお相手にsister(妹もしくは姉)がいるので、「Captain(Phoebus)もどうですか?」と誘っています。

しかし、Esmeraldaに興味津々のPhoebusはEsmeraldaの行く手を目で追いながら、“I’m sure she does.(もちろん彼女はそうだろうよ=もちろん彼女にsisterはいるだろうよ=そりゃそうだろうよ) ”とテキトーに交わします。つまり、Frederickが連れてきた女性に姉妹がいるかどうかは今問題ない、という様子が描かれている訳です。

ツレないPhoebusに“Oh, captain!”と嘆くFrederick、そしてPhoebusはEsmeraldaを追うため、店を出ます。

…これが英語でのやりとりと流れです!

いかがでしたか?是非英語のニュアンスと、日本語のニュアンスを見比べてみて下さいね。

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