原作『オペラ座の怪人』を、簡単なフランス語で読んでみた

ミュージカル『オペラ座の怪人]』は、フランス人作家ガストン・ルルーの作品が元になっています。
ミュージカル自体がとても人気で有名なので、もとは小説であったという事を知らない方も多いかも知れません。
そんな私も、ミュージカルから入った人間なので、実際のところ「小説を読んでみよう」と思う事は、今の今までありませんでした。
しかし、フランス語を勉強しようと決心したことが、『オペラ座の怪人]』を読むきっかけに繋がったのです。
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この本との出会い
かねてから「フランス語を勉強しよう」とは思っていました。
理由はミュージカルになっている『ノートルダムの鐘」も『レ・ミゼラブル』も『オペラ座の怪人』もフランスの作品だから。
作品を理解するには言語を理解するのが一番の近道だと思っていたので、いずれ原語で原作を読んでみたいという野望を数年前から掲げていたのです。
なかなか本腰を入れられずにいながら年が明け、春を迎え、桜は散り始め…いよいよ新たな季節に新たな事を始めようと、気合いを入れた翌日、それは起こったのです。
ノートルダム大聖堂の大火災。
これにはただならぬ宿命を感じて、フランス語をやろうと本屋に向かいました。
善は急げ。
英語のテキストに比べれば圧倒的に少ないフランス語テキストの中で、目に留まったのがコレでした。
『オペラ座の怪人』は特に思い入れのない作品だったし、作品の好みだけを優先すれば『ノートルダムの鐘』で勉強したかった。
でもこれも何かの縁、『オペラ座の怪人』の理解を深める縁だと信じてレジに向かったのです。
どんな本?
ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』を、初心者向けに分かりやすくまとめつつ、ルルーの表現を残しながら編成された1冊です。
章ごとに区切られているので、勉強の区切りを付けやすく、左ページにはフランス語が、右ページには日本語訳が書かれています。また、各ページにおける重要単語は各左ページの最下段にまとめられていました。
もちろん、音読されたCDも付いているので、まずリスニングや発音を特訓するのには良いと思います。
フランス語、完全初心者にはどうなのか?
さて、私は正真正銘のフランス語初心者です。
大学の第二外国語はイタリア語でしたが、結局興味が持てずほぼ分からぬまま終わりました。単位はギリ取れた…と記憶しています(苦笑)。
そんな私が新たな語学に手を出して良いものなのか…と自問自答しましたが、興味があればグングン突き進めるタイプです(飽きっぽいところはあるけれど)。
さて、CDを聴いた感想ですが…全く分からない…です。それもそのはず、だって完全初心者なのだから!
でも、語学ってまずは耳から入るものだと思うんです。
赤ちゃんだって、単語を1つ1つ目から覚えるのではありません。耳から言葉に慣れ、状況と照らし合わせていく事で、徐々に話せるようになっていきます。
なので、私はその方法を軸に勉強していくことにしました。
勉強方法
耳から入る…とは言えども、物語の内容をある程度把握しておかなければ、ただ音声を聞き流してしまうことになると感じたので、今回は一通り日本語文を読みました。
日本語文は、簡潔、かつ読み応えのある感じでまとめられていたので、読み物として楽しむことが出来ましたよ。
さて、勉強方法ですが、私の場合は次の順に行いました。
1. 日本語文を全て読む
2. 日本語で1つの章のみ読む
3. フランス語文を目で追いながら、②で読んだ章をリスニング
あとは2〜3を繰り返して、ある程度慣れてきたところで次の章へ進むという具合にやっていきました。
続けてみた結果
継続中
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