ミュージカル『キンキーブーツ』の予習・復習に!解説・考察音声&参考資料一覧

あきかん

こんにちは!

ミュージカル考察ブロガー、あきかん(@performingart2)です。

ミュージカル『キンキーブーツ(Kinky Boots)』を観るのに「予習は必要か?」と思われる方、いらっしゃると思います。

私は、ノーサンプトンという町のイメージをつかんでおくことをオススメします!

ノーサンプトン(Northampton)とはイギリスにある「靴の町」で、ミュージカル『キンキーブーツ(Kinky Boots)』はこの町に存在していた工場の実話を基にしています。

1990年代を舞台とした本作には、次のような時代背景があることを押さえておきましょう。

  • ノーサンプトンは革靴で有名な靴の町
  • スニーカーや安物靴の台頭により、ノーサンプトンにある靴工場の存続は危ぶまれていた

ここさえ押さえておけば、劇場で存分に『キンキーブーツ(Kinky Boots)』を楽しめます!そして観劇後「どこまで実話に沿っているのだろう」と気になる方は、是非、ご自身のペースで復習をしてみてください。

この記事では、私が解説・考察した音声や、執筆するに当たって参考にした資料(本、映画、サウンドトラックなど)を一覧にしています。

簡単なあらすじ登場人物もまとめていますので、観劇の予習・復習にお役立てください。

『キンキーブーツ』の解説・考察本を執筆しました!

「プライス社は実在したのか?」「キンキーブーツは工場を救ったのか?」

そんな疑問を解消しながら、ミュージカル『キンキーブーツ』の魅力に迫る考察本。映画とミュージカルを比較しながら、実話、時代背景、ジェンダーの3視点から作品に切り込んだ1冊です。

Kindle(電子書籍)ペーパーバック(紙書籍)、いずれも Amazon で販売中。

Kindle Unlimitedを初めてご利用の方は、体験期間中に0円で読書可能

目次

予習

軽く予習しておきたいな…」という方向けに、情報をまとめました。

ミュージカル動画

ミュージカル『キンキーブーツ(Kinky Boots)』の雰囲気を、動画で観てみましょう。エネルギッシュでコミカル、そして心温まる作品です。

『キンキーブーツ(Kinky Boots)』 ブロードウェイ公演
『キンキーブーツ(Kinky Boots)』 ウェストエンド公演

キンキーブーツ(Kinky Boots)』ウェストエンド公演は、DVD(海外規格・英語字幕のみ)で観ることが可能です。

あらすじ

舞台はイギリス。

ノーサンプトンに工場を構えている紳士靴メーカー・プライス社は、時代の流れに押され、厳しい経営状況に陥っていた。

倒産寸前という最悪のタイミングで工場を受け継いだ息子・チャーリーは、長年働いた従業員を解雇し、在庫を友人・ハリー買い取ってもらうかたちで危機を乗り越えようとする。

ロンドンでハリーとの交渉が成立し、ノーサンプトンに戻ろうとしていたチャーリーだが、あることをきっかけにドラァグ・クイーンのローラと出会う。

安物の女性靴を履いてステージに立っていたローラは、自分の体重を支え切れないヒール靴について嘆いていた。

これを聞いたチャーリーは「ドラァグ・クイーン向けのヒール靴(キンキーブーツ)を作れば、工場を救えるのではないか?」と思いつき、ローラをデザイナーとして迎え入れる。

しかし、従業員達はローラを受け入れず、キンキーブーツ作りに戸惑うばかり。果たして、キンキーブーツ作りは経営難の打開策となり得るのか?

あらゆる立場の人間が、互いを受け入れながら危機を乗り越えていく、実話を基にした、笑いあり涙ありのコメディーミュージカル

主な登場人物

(準備中)

知っておくと良い、事前情報

そもそもキンキーブーツって何?」と疑問に思っている方は、こちらの記事をご覧ください。

実話について知っておきたい」方は、こちらの記事をご覧ください。

主人公・チャーリーのモデルであるスティーヴ・ペイトマン(Steve Pateman)が販売している、激レアなクッションはこちら!

復習

繰り返し復習したい!」という方向けに、情報をまとめました。

作品の展開や結末に触れることがある旨、予めご了承ください。

解説・考察 音声配信 一覧

旧有料サークル「ミュージカレッジ」にて配信した音声の一覧です。

登場人物の設定

配信日:2021年3月31日

内容:次の2点について、お話しています。

  • 台本の冒頭構成
  • 登場人物の設定の解説

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作品への入り方が巧み

配信日:2021年4月1日

内容:次の2点について、お話しています。

  • ミュージカル作品への入り方3種類
  • 『キンキーブーツ』の入り方

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媒体ごとの比較と感想

配信日:2021年4月5日

内容:次の5点を比較しながら、感想をお話しています。

  • 日本版
  • 実話本
  • 映画
  • 舞台版映画
  • 台本

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チャーリーのモデル、スティーヴへのアプローチが、私の人生にもたらしたもの

配信日:2021年4月8日

内容:次の3点について、お話しています。

  • スティーヴ・ペイトマンとクッションを知ったきっかけ
  • 大切なことは、たった2度のメールが教えてくれた
  • 手に入れたのは、クッション以上のものだった

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実話①すべてはローラとも言うべき人からの電話で始まった

配信日:2021年4月9日

内容:次の2点について、お話しています。

  • 場所・登場人物の説明
  • 始まりは1本の電話だった

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実話②チャーリーのモデル・スティーヴを後押ししたのは妻だった

配信日:2021年4月11日

内容:今回は、キンキーブーツを作り始めるにあたり、スティーヴと妻のサラとの間であった会話に焦点を置いています。

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台本で分かる効果音・舞台用語と、1幕で好きな演出

配信日:2021年4月20日

内容:次の3点について、お話しています。

  • 効果音
  • 舞台用語
  • 好きな演出(1幕)

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台本で分かる演技用語と、2幕で好きな演出

配信日:2021年4月21日

内容:次の3点について、お話しています。

  • 演技用語
  • ローラとドンのボクシングシーンのト書き
  • 好きな演出(2幕)

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靴はどのように採寸した?構造は?

配信日:2021年4月29日

内容:次の2点について、お話しています。

  • 採寸
  • 構造

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スティーヴが有名になったきっかけと、靴のブランド名

配信日:2021年5月4日

内容:次の3点について、お話しています。

  • ドキュメンタリー番組 “Trouble at the Top” への出演
  • 性風俗向けのイベント “Erotica” への出展
  • ブランド名は “DIVINE”

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ドンの実話と変化

配信日:2021年5月8日

内容:次の2点について、お話しています。

  • ドンの実話
  • ドンの変化

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工場のモデル、W.J.ブルックス社の最後

配信日:2021年5月15日

内容:次の3点について、お話しています。

  • “Divine” はどうしたか
  • 父親との会話
  • スティーヴが工場という建物に対して抱いた感情

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映画化には日本が一役買っていた?撮影の裏側を知る

配信日:2021年5月16日

内容:次の3点について、お話しています。もし映画を観る機会があったら、着目して頂きたい部分に絞りました。日本との関係性については、なかなか奥が深いです…。

  • 『キンキーブーツ』で有名になったシーンと、イギリスの映画事情
  • ローラ役/キウェテル・イジョフォー(Chiwetel Ejiofor)のオーディション
  • 工場での撮影には日本が一役買っていた?

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ブーツを買いに来たお客様と、真っ赤なニーハイブーツの実話

配信日:2021年5月17日

内容:次の5点について、お話しています。W.J.ブルックス社を閉じ、キンキーブーツのブランド “DIVINE” に注力した後に出会ったお客様について、かいつまんで紹介します。

  • バイク男
  • 大柄な女性
  • 男性で来て、女性で帰った人
  • セックス中の問題
  • ムチ入りの真っ赤なニーハイブーツの実話

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ロードウェイまでの道のりとその後

配信日:2021年5月19日

内容:次の3点について、お話しています。

  • ブロードウェイ進出の時、スティーヴにオファーはあったのか?
  • トリッシュを演じたアディナ・アレクサンダー(Adinah Alexander)は、スティーヴに会いに行った。
  • チャーリー役のキリアン・ドネリー(Killian Donnelly)は、スティーヴに会った。

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参考資料 一覧

解説・考察本を執筆するに当たって参考にした資料(映画、本、音楽など)の一覧です。観劇の予習・復習にお役立てください。

『キンキーブーツ』台本(英語)

台詞、歌詞はもちろん、登場人物の設定、ト書きなどを読むことができ、作品の全体を俯瞰して見ることができます。

読む

実話を知るならコレ! “Boss in Boots: The True Story Behind Kinky Boots: From Barton to Broadway”(英語)

チャーリーのモデルとなったスティーヴ・ペイトマンの実話本。彼の半生を通して、どこからどこまでが実話なのか、キンキーブーツはどのように人と人を繋いでいったのかを体感できる1冊です。

実話の雰囲気を感じるならコレ!映画『キンキーブーツ』(2005)

ミュージカル『キンキーブーツ』は、映画『キンキーブーツ』のミュージカル化。この映画はチャーリーのモデル、スティーヴ・ペイトマンへの取材のもと、制作されています。特典映像に制作秘話が収録されているので、是非DVDでお楽しみください(スティーヴ一家が、あるシーンでカメオ出演しているという秘話も…!)。ミュージカル映画ではありませんが、ローラがクラブで歌うシーンはいくつもありますよ。

ミュージカルを繰り返し観るならコレ!ミュージカル映画『キンキーブーツ』(2018)

松竹ブロードウェイシネマで上演された、ウェストエンド版です。海外規格、英語字幕のみですが、原語かつノーサンプトン訛りの発音を聞くことができたりと、貴重な1本。私もこちらを繰り返し観ています。ちなみにチャーリー役のキリアン・ドネリーは、チャーリーのモデルとなったスティーヴ・ペイトマンにも会っていますよ。

ノーサンプトンの歴史資料(英語)

ミュージカルの舞台となっているノーサンプトンという町がどのような町なのか…その歴史がまとめられた1冊。全編英語ですが、靴の町となった背景などを読むことができます。

サウンドトラック『キンキーブーツ ウェストエンド・オリジナル・キャスト』

ウェストエンド・オリジナル・キャストによる、英語版サウンドトラックです。

Amazon Music Unlimitedで聴く
(初利用の方は、体験期間中0円)

サウンドトラック『キンキーブーツ ブロードウェイ・オリジナル・キャスト』

ウェストエンド・オリジナル・キャストによる、英語版サウンドトラックです。

Amazon Music Unlimitedで聴く
(初利用の方は、体験期間中0円)

あきかん

それでは皆さん、良い観劇ライフを…

以上、あきかん(@performingart2)でした!

『キンキーブーツ』の解説・考察本を執筆しました!

「プライス社は実在したのか?」「キンキーブーツは工場を救ったのか?」

そんな疑問を解消しながら、ミュージカル『キンキーブーツ』の魅力に迫る考察本。映画とミュージカルを比較しながら、実話、時代背景、ジェンダーの3視点から作品に切り込んだ1冊です。

Kindle(電子書籍)ペーパーバック(紙書籍)、いずれも Amazon で販売中。

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