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『キンキーブーツ』の靴工場はイギリスに実在した!ノーサンプトンとのつながりは?

あきかん

こんにちは!

ミュージカル考察ブロガー、あきかん(@performingart2)です。

ミュージカル『キンキーブーツ(Kinky Boots)』は、実話を基にしたミュージカルです。正確に言えば、実話を基にした映画『キンキーブーツ』をミュージカル化した作品です。

キンキーブーツ(Kinky Boots)』に登場する靴工場プライス&サン(Price & Son)は、イギリスに実在した靴メーカー「W. J. ブルックス社(W.J. Brookes Ltd)」をモデルにしています。

この記事では、W. J. ブルックス社とノーサンプトンについてまとめます。

※物語の展開に触れる記事です。予めご了承ください。

『キンキーブーツ』の解説・考察本を執筆しました!

「プライス社は実在したのか?」「キンキーブーツは工場を救ったのか?」

そんな疑問を解消しながら、ミュージカル『キンキーブーツ』の魅力に迫る考察本。映画とミュージカルを比較しながら、実話、時代背景、ジェンダーの3視点から作品に切り込んだ1冊です。

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『キンキーブーツ』のモデルとなった靴工場は、W. J. ブルックス社

『キンキーブーツ』の舞台は、ノーサンプトン(Northampton)という靴の町です。作品内でも、この地名は時々発せられます。

しかし、モデルとなったW. J. ブルックス社は、アールズ・バートンという町に工場を構えていました。

2つの地域はいずれも「靴の町」でしたが、世界的に「靴の町」として知名度があるのはノーサンプトンだったため、実話が映画化される時点で、舞台はノーサンプトンに設定されています。

主人公チャーリー・プライスのモデルはスティーヴ・ペイトマン(Steve Pateman)という方で、実際にキンキーブーツを作り、注目を集めた人物です。

靴の町「ノーサンプトン」とは?

では、ミュージカル『キンキーブーツ(Kinky Boots)』の舞台となったノーサンプトンは、どのような町なのでしょうか?

高級靴・老舗靴ブランドが集中する町

ノーサンプトンは、ロンドンの北西に位置した町。

ロンドンの67マイル(108km)北西にあり、日本に置き換えると東京から富士山、もしくは宇都宮市までの距離当たります。

ノーサンプトンは単なる「靴の町」ではなく、高級靴の製造業者が集中している町です。

そういった伝統や誇りは作品からも感じられ、現存しているノーサンプトン発の靴ブランドには、次が挙げられます。

なお、映画『キンキーブーツ』の撮影は、老舗靴ブランド・トリッカーズ(Tricker’s)で行われていますよ!

なぜ、靴の町になったのか?

ノーサンプトンが靴の町になったきっかけは、1642年に起こったイングランド内戦が関係しています。

Over 4,000 pairs of leather shoes and 600 pairs of cavalry jack-boots for the Parliamentary armies were manufactured in Northampton during the Civil War, and a further 2,000 for Cromwell’s New Model Army in 1648. Until well into the 19th century, the shoe industry boomed in and around the town with small manufacturing workshops set up in the surrounding areas.

Northamptom (wikipedia)

戦時中、ノーサンプトンで4,000足以上の革靴と、600足以上の騎兵隊用長靴(ジョッキーブーツ)が製造されたことが、そもそものきっかけ。

ここから靴作りの技術が定着し、19世紀には靴産業が盛んになった…というわけです。

こうして高級靴・老舗靴ブランドが集中する町にまでなりますが、スニーカーや安物靴の台頭により、生き残れなかった靴工場は、オフィスや宿泊施設、工場労働者の住居へと様変わりしていきました

つまり、チャーリーの婚約者・ニコラが提案した、靴工場アパートメント化計画は、実際に起こっていたことなんだと分かります。

Northampton was a major centre of shoemaking and other leather industries, although only specialist shoemaking companies such as Barker, Church’s, Crockett & Jones, Edward Green, Tricker’s, (formerly located in nearby Earls Barton), and Wildsmith, survive. A large number of old shoe factories remain, mostly now converted to offices or accommodation, some of which are surrounded by terraced houses built for factory workers.

Northamptom (wikipedia)

こうやって歴史を知ると、靴メーカーにとってノーサンプトンで生き残ることは非常に難しいものだったと分かります。

現在は存在しないW. J. ブルックス社ですが、キンキーブーツ作りで生き延びようと舵を切ったことは、勇気ある決断だったと改めて気付かされますね。

あきかん

それでは皆さん、良い観劇ライフを…

以上、あきかん(@performingart2)でした!

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