“My Shot”で繰り返されるフレーズが、とにかくカッコイイ

ミュージカル『ハミルトン(Hamilton)』より “My Shot” の英語歌詞を見てみると、何度も繰り返されるフレーズがあることが分かります。

若干19歳のハミルトンが熱を帯びながら繰り返し歌うこのフレーズには、どんな意味が込められているのでしょうか?

 

繰り返されるフレーズとは、次の部分ですよ。

 

I am not throwing away my shot
Hey yo, I’m just like my country
I’m young, scrappy, and hungry
And I’m not throwing away my shot

Music from the Musical

・作品名:ハミルトン(Hamilton)

・曲名:My Shot

・カラオケ:My Shot (Instrumental)

・楽譜:My Shot

・作詞:Lin-Manuel Miranda

アルバムを視聴する/楽譜を見る ・アルバム(英語):Hamilton
・カラオケ:The Hamilton Instrumentals
・楽譜:

 

ハミルトンの野望の全てが詰まったフレーズ

 

来ましたね、『ハミルトン(Hamilton)』の “My Shot” 。

まだ『ハミルトン(Hamilton)』の「ハ」の字も知らない私が、曲だけを聴いて『ハミルトン(Hamilton)』にハマり始めたのは、この曲がきっかけでした。

テンポが良い、ビートが良い、ラップが良い、アンサンブルが良い。

もう、どれをとってもカッコイイこの曲を、ヘビーローテーションしたのは私だけではないでしょう。

この曲ってとっても長いですし、早口なので内容を把握するのに精一杯なのですが、まず一番押さえたいのは何度も歌われているこのフレーズです。

 

I am not throwing away my shot
I am not throwing away my shot
Hey yo, I’m just like my country
I’m young, scrappy, and hungry
And I’m not throwing away my shot

―ブロードウェイミュージカル “Hamilton” より “My Shot” (作詞:Lin-Manuel Miranda)

 

韻も踏んでカッコイイし、舌を噛みそうなのにかまない感じが震えますよね!

それではこの歌詞の意味を見ていきましょう。

 

 “my shot” って何だ?

 

この曲を聴き始めた頃、ずっと疑問に思っていたことがあります。それは「 “my shot(マイ・ショット)” とは何か」ということです。

4人の男たち(アーロン・バーは含まず)が興奮気味に歌うこの曲は、きっとお酒を酌み交わして、ショット(shot)グラスを豪快に合わせて乾杯しているのかしら…と思いました。

そしてそれはある意味正しかったです。舞台上では、男たちが豪快にショットグラスを合わせていました。

しかし、このフレーズで言う “my shot” には、お酒と関係ない意味があります。

それが、これです。

 

・ shot … めざす、目標にする

 

つまり “my shot” とは「俺の目標」という意味なんですね。ハミルトンの立場から言えば「俺の野望」がピッタリでしょう。

“throw away” は「捨てる」とか「放り投げる」という意味ですから、 “I am not throwing away my shot” の意味はこうなります。

 

・ 俺は自分の野望を放り投げたりしない

 

・ 俺は俺の夢を諦めたりしない

 

あー、カッコイイ!

 

 

俺の国みたいに…

 

さらに続く2つのフレーズも、またしびれます。

“Hey yo” とは “Hey you” のことですが、ここでは特に意味を持っておらず「おい!」といった感じで相手の注意ををひく要素として使われます。

ラップなのでこれが入ることでリズミカルになったり、これから言うことに注目して欲しいという強調の意味としても使われています。

では何と言っているかです。

 

・ I’m just like my country … 俺はまるで俺の母国のようだ

 

・ I’m young, scrappy, and hungry … 俺は若くて、好戦的で、飢えている

 

ここで言う “my country” とは、独立に向けて奮起しているアメリカのことを指しています。

そしてそのアメリカと、自分自身を重ね合わせて歌っているのがこのフレーズなんですね。

ハミルトンの代名詞ともいえるフレーズです。

 

19歳のアレクサンダー・ハミルトンは、失うものなどなく脇目もふらずに前進する人物。

そんな彼の様子を “young” 、 “scrappy” 、 “hungry” の3つのワードで表現しているのは天才的ですよね。

これからアメリカと共に時代を歩んでいくハミルトンを表現する、文句なしのフレーズです。

(うは~!カッコイー!しびれるー!!!)

 

いかがでしたか?

繰り返されるフレーズの意味は押さえて頂けたでしょうか?

この曲を聴くときは、未来を見据えたハミルトンとアメリカの姿を目に浮かべてみてくださいね。

 

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