『シックス』に登場する6人の妻を紹介(4/6)アン・オブ・クレーヴス

 
こんにちは!

ミュージカル考察ブロガー、あきかん@performingart2)です。
 

ミュージカル『シックス(SIX)』より “Ex-Wives” の英語歌詞に登場する6人の女性は、ヘンリ8世の6人の妻たち。

その4人目はアン・オブ・クレーヴス(Anne of Cleves)という人物です。

ミュージカルにおけるイメージカラーはレッド。彼女がどのような人物だったか、簡潔に見ていきましょう。

あきかんの参考資料

・ ミュージカル『シックス』アルバム(CD・配信・ダウンロード)

↓ 「ヘンリ8世と妻の関係」を知るならコレ!


 

Ex-Wives” がどのような曲かは、こちらの記事で解説しています。

 

“Ex-Wives” で歌われている概要

 

Ex-Wives” の後半では、6人の妻たちが、それぞれどのようにヘンリ8世との結婚生活を終えたかが、簡潔に歌われています。

アン・オブ・クレーヴスは「離婚(Divorced)」。彼女のパートではこのように歌われています。

 

 

Ich bin Anna of Cleves(Ja)

When he saw my portrait he was like—(Jaa)

But I didn’t look as good as I did in my pic
Funny how we all discuss that
But never Henry’s little—

―ブロードウェイミュージカル“SIX”より “Ex-Wives”(作詞:Toby Marlow, Lucy Moss)

 

“Ich bin” は「私は」、”Ja” は「はい」の意味。

いずれもドイツ語ですが、アンのパートでドイツ語が多様されるのは彼女がドイツ出身だからですね。

要点をまとめると、このようなことが歌われています。

 

  • 私はアン・オブ・クレーヴス
  • 私の肖像画を見た時、彼は「良いじゃん」って感じだった
  • でも私は肖像画ほど良い見た目じゃなかったみたい
  • それについて私達が議論するなんてバカバカしいわね

 

ここを詳しく解説していきます。

 

押さえておくべき2つのこと

肖像画と実物の差に落胆したヘンリ8世

 

ジェーン・シーモアが亡くなった後、海外にも目を向けたヘンリ8世。

家臣トマス・クロムウェルを代表として、ドイツ人のアン・オブ・クレーヴスが候補となりますが、結婚相手として選ぶかどうかは肖像画で判断されていました。

アンの肖像画を描いたのは宮廷画家のハンス・ホルバインでしたが、ヘンリ8世はその美しさに心奪われ、結婚相手にアンを選びます。

しかしいざアンと対面したところ、ヘンリ8世は「絵に描いてある女とは違う!」と激怒。

当時は法律上、結婚を解消することはできなかったため「アンの以前の婚約がきちんと解消されていなかった」という理由をつけ結婚を無効にしています。

結婚生活はたった半年で、家臣クロムウェルは責任をとらされて斬首刑、ホルバインは宮廷画家の身分を剥奪されて追放処分を受けています。

結婚の無効については、こちらの記事をご覧ください。

 

離婚後は厚待遇だった

 

結婚生活は短かったものの、その後不自由なく暮らしているという点ではキャサリン・オブ・アラゴンと大きく異なります。

アンには次のような待遇が設けられました。

 

  • 「王の妹」(the King’s Beloved Sister)という称号
  • 所領
  • 年金
  • ロンドン市内のベイナーズ城で余生を送る

 

また、離婚はしたものの王や王室とは良好な関係を保っていたそうですよ。


それでは皆さん、良い観劇ライフを…

以上、あきかん@performingart2)でした。

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