必読!聖アフロディジアスを徹底調査!③キリスト復活後の出来事

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より“Flight Into Egypt(エジプトへの逃避)”の英語歌詞を見てみると、聖アフロディジアス(Saint Aphrodisius)という名前の聖徒が出てきます。

聖アフロディジアスとは、一体何者なのでしょうか?今回はイエス・キリストが復活した後の聖アフロディジアスについてです。

【ミュージカル“The Hunchback of Notre Dame”/“Flight Into Egypt”/作詞:Stephen Schwartz * 劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』/「エジプトへの逃避」/訳詞:高橋知伽江】

 

前回までのおさらい

 

聖アフロディジアス。

『ノートルダムの鐘』で、ちょこちょこ登場するにも関わらず、彼についてほとんど説明されていないのが現状ですよね。

「聖アフロディジアスって誰?」「何で首が取れてるの??」と、もやもやしている方も多いのではないでしょうか。

前回までの調べで、聖アフロディジアスがベジエの司祭暴徒によって斬首されたこと、そしてエジプト出身だということまで分かっていますよ。

 

キリストの弟子になるまでの出来事

どのようにしてキリストを知ったか

 

まずは、こちらの説明から見ていきましょう。

 

Aphrodisius learned of the miracles of Jesus from Alexandrian Jews returning from a pilgrimage in Jerusalem. According to Christian legend, Aphrodisius went to Palestine to meet Jesus and became one of his disciples.

―“St. Aphrodisius”(wikipedia)

 

聖アフロディジアスは「エルサレムへの巡礼の旅から戻ってきたアレキサンドリアのユダヤ人から、イエスの奇跡を知った」と書かれています。

イエス・キリストの行った数々の奇跡を耳にして、聖アフロディジアスもさぞかし尊敬の念を抱いたことでしょう。

 

キリストへ会う旅へ…

 

また、「キリスト教の言い伝えによれば、聖アフロディジアスはイエス・キリストに会うためにパレスチナへ行き、彼の弟子の1人となった」とも書かれています。

前の記事でも説明した通り、聖アフロディジアスはエジプト出身の聖徒です。

エジプト人の彼が、イエス・キリストに会うためにパレスチナまで…それは短い道のりではなかったはずです。

また、その後聖アフロディジアスはフランスで活動していますから、かなり広範囲を旅した聖徒だといえるでしょう。

 

アレキサンドリアとエルサレムの位置関係は次の通りです。(パレスチナはエルサレムを含むので、ほぼ同じ位置と考えて良いでしょう。)

 

キリスト復活後の出来事

 

キリストの弟子となった聖アフロディジアスですが、その後どんなことがあったのでしょうか。

 

After the Resurrection, Aphrodisius received the Holy Spirit at Pentecost. He accompanied Sergius Paulus to Provence. They evangelized Narbonensis: Sergius settled in Narbonne. The legend continues that Aphrodisius arrived at Beziers mounted on a camel and became a hermit in a cave near the city. He lived in it a long time before becoming a bishop.

St. Aphrodisius(wikipedia)

 

キリスト教の用語が沢山出てくるので分かりづらいのですが…要約するとこういうことが書かれています。

 

1. キリスト復活の後、聖アフロディジアスはペンテコステにて聖霊降臨を受けた。

2. 聖アフロディジアスは、セルギオ・パウロプロヴァンスへ同行した。

3. 2人はナルボネンシスを伝道した。セルギオ・パウロはナルボンヌに留まった。

4. 聖アフロディジアスがラクダに乗ってベジエに到達し、町近くの洞窟内で隠修士となったと。

5. 聖アフロディジアスは司祭になるまで、洞窟に長い間住んだ。

 

ベジエはフランスですから、ラクダに乗って到達したのはなかなかのインパクトだったかもしれません(笑)。

聖アフロディジアスはエジプト人ですから、ラクダがさぞかし似合ったでしょうね。

 

先の説明では司祭になるまで洞窟にいたとありますから、彼が司祭になるまでにはこれだけの出来事があったのだと分かります。

それにしても洞窟に長年住んで隠修士になるとは、なかなかストイックな聖徒ですね(汗)。

ミュージカル内では伝えきれていない彼の人柄を、改めて知ることができましたね。

 

プロバンスとガリア・ナルボネンシスの位置関係は次の通りですよ。

 

こちらはセルギオ・パウロが留まったナルボンヌと、聖アフロディジアスが司祭として活動したベジエの地図です。

 

今回ご紹介した場所については、こちらで画像付きでまとめています。是非併せてご覧くださいね。

 

その他“Flight Into Egypt(エジプトへの逃避)”の歌詞解説や、ミュージカル『ノートルダムの鐘』についてはこちらの記事をご覧ください。


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