必読!聖アフロディージアスを徹底調査!④首が取れた理由とその後

 
こんにちは!

ミュージカル考察ブロガー、あきかん@performingart2)です。

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より “Flight Into Egypt(エジプトへの逃避)” の英語歌詞を見てみると、聖アフロディージアス(Saint Aphrodisius)という名前の聖徒が出てきます。

作品を理解する上で重要な脇役とも言える存在ですが、一体何者なのでしょうか?今回は斬首された理由不思議な出来事について説明しますよ。


お知らせ!
『ノートルダムの鐘』の解説・考察本を執筆しました!

中世ヨーロッパにおける「身体障がい者」の扱いはどのようなものだったのか?「ジプシー」はなぜ迫害され、「魔女狩り」はどのようにして起こったのか?中世ヨーロッパのリアルに焦点を当てながら、ミュージカル『ノートルダムの鐘』の奥深さを紐解く解説・考察本。

Kindle(電子書籍)、ペーパーバック(紙書籍)、いずれでも販売中

Kindle Unlimitedを初めてご利用の方は、30日間の無料体験が可能!:0円で読む!


 

何故首が取れたのか

 

聖アフロディージアス。

『ノートルダムの鐘』で、ちょこちょこ登場するにも関わらず、彼についてほとんど説明されていないのが現状ですよね。

「聖アフロディージアスって誰?」「何で首が取れてるの??」と、もやもやしている方も多いのではないでしょうか。

次の記事では、聖アフロディージアスがベジエの司祭であり、暴徒によって斬首されたことを説明しました。

 

斬首された場所は、このよう説明されています。

 

Local traditions assign Aphrodisius as the first Bishop of Béziers and state that he was decapitated by a group of pagans, along with his companions, on the street now known as Place Saint-Cyr, the site of a Roman circus used for gladiators’ fights.

― “St.Aphrodisius” (wikipedia)

 

斬首されたのはローマ円形広場の遺跡でも知られている、サン=シールの路上だそうです。

 

摩訶不思議な出来事

湧き出る井戸

 

聖アフロディージアスに関わる話では、摩訶不思議なことが3つも起こっています。

1つ目から見ていきましょう。

 

Aphrodisius was executed by beheading. The head was kicked into a well, but the water gushed out and the decapitated Aphrodisius picked up his own head, and carried it through the city.

St.Aphrodisius(wikipedia)

 

こういうことが書かれています。

 

  • 切り落とされた頭部を(異教徒が)井戸に蹴り入れたところ、井戸から水が湧き出た
  • 頭部のない聖アフロディージアスが、自身の頭を拾い上げ、それを街中に持って行った

 

…どんな状況なんでしょうか、これ(苦笑)。

想像すると少し不気味な光景ですが、いずれにしても神がかっている感じがしますね。

演出上で自分の頭を手に持っているのは、こういう経緯があったからと言えるでしょう。

しかし摩訶不思議な出来事はこれでは終わりません。

 

壊れないカタツムリ

 

2つ目は何でしょうか?

 

Townspeople spill snails on the road and Aphrodisius stepped on them without breaking one.

St.Aphrodisius(wikipedia)

 

こんなことが書かれています。

 

  • 市民はカタツムリを路上にばらまいたが、聖アフロディージアスは1つも壊さずにその上を歩いた

 

何故市民がカタツムリをばらまいたのかは分かりませんが、頭部を持って歩いていた聖アフロディージアスに対する嫌がらせや冷やかしでしょう。

いずれにしても1つも殺すことなく歩いたというのですから凄いです。

 

石になった石屋

 

最後の文章を見てみましょう。

 

Several stonemasons began to mock him, calling him a madman. They were miraculously punished by being turned into stones (visitors still point out their seven stone heads on the Rue des Têtes, “the street of the heads”).

St.Aphrodisius(wikipedia)

 

ここを要約すると、こういうことが書かれています。

 

  1.  複数の石屋が聖アフロディージアスを嘲笑い始め、彼を「頭がおかしい人」だと呼んだ。
  2.  彼らは不思議なことに石に変化させられることにより罰せられた 。

 

おぉ…聖アフロディージアスを馬鹿にした人間に、天罰が下されましたね…。

面白いもので、この「頭の道(Rue des Têtes/the street of the heads)」という通りは存在し、7つの石の頭を確認出来るそうですよ。

Rue des Têtes/the street of the heads(頭の道)」は、フランスの東部にあるようです。

 

 

エジプトへの逃避(Flight Into Egypt)」の、他の記事はこちらから。

もっと考察を読みたい方は、曲一覧から!


それでは皆さん、良い観劇ライフを…

以上、あきかん@performingart2 ←twitter)でした。

***

『ノートルダムの鐘』の考察本を執筆しました!原作、映画、アニメ、ミュージカルを徹底的に比較しながら、解説もしています。

『ノートルダムの鐘』の奥深さは、この本にまとめています。

観劇前後にお読みいただき、繰り返し『ノートルダムの鐘』をお楽しみくださいね!

Kindle(電子書籍)、ペーパーバック(紙書籍)、いずれでも販売中

Kindle Unlimitedを初めてご利用の方は、30日間の無料体験が可能!:0円で読む!