必読!聖アフロディジアスを徹底調査!④首が取れた理由とその後

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より “Flight Into Egypt(エジプトへの逃避)” の英語歌詞を見てみると、聖アフロディジアス(Saint Aphrodisius)という名前の聖徒が出てきます。

作品を理解する上で重要な脇役とも言える存在ですが、一体何者なのでしょうか?今回は斬首された理由不思議な出来事について説明しますよ。

Music from the Musical

・作品名:ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)

・曲名:エジプトへの逃避Flight Into Egypt

・楽譜:Flight Into Egypt

・訳詞:高橋知伽江(作詞:Stephen Schwartz)

アルバムを視聴/楽譜 ・アルバム(日本語):ノートルダムの鐘
・アルバム(英語):The Hunchback of Notre Dame
・楽譜:

 

何故首が取れたのか

 

聖アフロディジアス。

『ノートルダムの鐘』で、ちょこちょこ登場するにも関わらず、彼についてほとんど説明されていないのが現状ですよね。

「聖アフロディジアスって誰?」「何で首が取れてるの??」と、もやもやしている方も多いのではないでしょうか。

次の記事では、聖アフロディジアスがベジエの司祭であり、暴徒によって斬首されたことを説明しました。

 

斬首された場所は、このよう説明されています。

 

Local traditions assign Aphrodisius as the first Bishop of Béziers and state that he was decapitated by a group of pagans, along with his companions, on the street now known as Place Saint-Cyr, the site of a Roman circus used for gladiators’ fights.

― “St.Aphrodisius” (wikipedia)

 

斬首されたのはローマ円形広場の遺跡でも知られている、サン=シールの路上だそうです。

 

摩訶不思議な出来事

湧き出る井戸

 

聖アフロディジアスに関わる話では、摩訶不思議なことが3つも起こっています。

1つ目から見ていきましょう。

 

Aphrodisius was executed by beheading. The head was kicked into a well, but the water gushed out and the decapitated Aphrodisius picked up his own head, and carried it through the city.

St.Aphrodisius(wikipedia)

 

こういうことが書かれています。

 

・切り落とされた頭部を(異教徒が)井戸に蹴り入れたところ、井戸から水が湧き出た

・頭部のない聖アフロディジアスが、自身の頭を拾い上げ、それを街中に持って行った

 

…どんな状況なんでしょうか、これ(苦笑)。

想像すると少し不気味な光景ですが、いずれにしても神がかっている感じがしますね。

演出上で自分の頭を手に持っているのは、こういう経緯があったからと言えるでしょう。

しかし摩訶不思議な出来事はこれでは終わりません。

 

壊れないカタツムリ

 

2つ目は何でしょうか?

 

Townspeople spill snails on the road and Aphrodisius stepped on them without breaking one.

St.Aphrodisius(wikipedia)

 

こんなことが書かれています。

 

・市民はカタツムリを路上にばらまいたが、聖アフロディジアスは1つも壊さずにその上を歩いた

 

何故市民がカタツムリをばらまいたのかは分かりませんが、頭部を持って歩いていた聖アフロディジアスに対する嫌がらせや冷やかしでしょう。

いずれにしても1つも殺すことなく歩いたというのですから凄いです。

 

石になった石屋

 

最後の文章を見てみましょう。

 

Several stonemasons began to mock him, calling him a madman. They were miraculously punished by being turned into stones (visitors still point out their seven stone heads on the Rue des Têtes, “the street of the heads”).

St.Aphrodisius(wikipedia)

 

ここを要約すると、こういうことが書かれています。

 

1. 複数の石屋が聖アフロディジアスを嘲笑い始め、彼を「頭がおかしい人」だと呼んだ。

2. 彼らは不思議なことに石に変化させられることにより罰せられた。

 

おぉ…聖アフロディジアスを馬鹿にした人間に、天罰が下されましたね…。

面白いもので、この「頭の道(Rue des Têtes/the street of the heads)」という通りは存在し、7つの石の頭を確認出来るそうですよ。

Rue des Têtes/the street of the heads(頭の道)」は、フランスの東部にあるようです。

 

エジプトへの逃避(Flight Into Egypt)」の、他の記事はこちらから。


『ノートルダムの鐘』のオリジナルキャストはこちらをご覧ください。

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