アグラバー…その名前の由来と意味

劇団四季ミュージカル『アラジン(Aladdin)』より“Arabian Nights(アラビアン・ナイト)”の英語歌詞を見てみると、本作の舞台アグラバー(Agrabah)という空想上の土地が出てきます。

アグラバーってどういう意味で、由来は何なのでしょうか?

『アラジン(Aladdin)』の舞台はいうまでもなく、アグラバー…ですよね!

『アラジン』が好きすぎて、劇場に通うファンの皆さんは「アグラバーに行ってくる」なんて言うほど、憧れの街です。

そんなアグラバーですが、その名前の由来について考えたことはありますか?私はある時から「そういえばアグラバーって実在するのかな?何が由来なんだろう?」とすごく気になってしまいました。

「アラビアン・ナイト」というだけあって、どこかのアラブの国の地名なんじゃないかとずっと思っていたのですが、実は違ったのです!

 

アグラバーはインドにあった!

ずっと「アラブ」という固定観念があったのでその界隈で情報を探していたのですが、ダメ元で「アグラ」と検索したら…出てきました、出てきました!しかも、誰もが知っている場所…!

そう!

誰もが一度は目にしたことがある、タージ・マハルのある都市が「Agra/アーグラ(アグラ)」なんだそうです!

…でも、これが、由来とは言いきれないじゃないか…と納得しきれない方もいらっしゃるでしょう。でも見て下さい?タージ・マハルって、ジャスミンのお城にそっくりですよね?

ですから、街のイメージはこのアーグラから取られたと言っても過言ではないでしょう。

 

アーグラってどんな街?

では、モデルになったであろうアーグラがどんな土地なのか、wikipediaで簡単に見ていきましょう。

 

アーグラ(ヒンディー語आगराウルドゥー語آگرا‎ アーグラー英語Agra アーグラ)はインドウッタル・プラデーシュ州に属する都市。同州最大の都市で、2011年現在の人口は約157万[1]。アーグラー、アグラとも表記する。世界遺産に登録されているタージ・マハル廟、アーグラ城塞があることで知られる。
アーグラ(wikipedia)

 

世界遺産が2つもある都市なんですね。これは一度訪れてみたいです。また、このような記述もありました。

 

ガンジス川最大の支流であるヤムナー川沿いに位置する都市で、古代より交通の要所として発展した。周辺地域における政治、経済、文化の中心。世界遺産にも定められているタージ・マハルなど多くの観光名所があり、多くの観光客が訪れる。近隣の都市としては、約180キロ北にデリー、220キロ西にジャイプル、300キロ東にラクナウが位置している。
アーグラ(wikipedia)

 

交通の便がよく、政治・経済・文化の中心。アグラバーと同じく、あらゆる面で賑わっている地域だということが想像できます。

 

 

アグラバーってどんな街?

では、実際のアーグラと比べて、アグラバーはどんな街なのか…それを歌詞の中から読みとってみましょう。英語版では“Arabian Nights(アラビアン・ナイト)”でジーニーが次のように歌っています。

 

Salam and Good Evening to you worthy friends
Welcome to the fabled city of Agrabah!
City of flying carpets, soaring heroes,

famous love ballads and more glitz and glamour
then any other fictional city in the World!
ミュージカル “Aladdin” より “Arabian Nights”

 

1つずつ説明していきますね。

まず、“fabled city of Agrabah!”で「伝説の街、アグラバー!」です。そして続いて、こんなことが歌われています。

 

  • city of flying carpets…空飛ぶ絨毯
  • soaring heroes…空を飛ぶヒーロー達
  • famous love ballads…有名なラブソング(バラード)
  • more glitz and glamour then any other fictional city in the World!…世界中のどんな小説上の街よりも、きらびやかで魅惑的!

 

まさに、舞台で目にする通りのアグラバーの世界が要点を押さえて説明されています。有名なラブソングとはまさに、“A Whole New World(ア・ホール・ニュー・ワールド)”のことでしょうね。

 

『アラジン』はインドとアラブの融合作品

では、『アラジン』はインドだけが舞台の作品なのかといえばそうではないんですね。もちろんインドにもイスラム教徒はいますが、大元のお話し『千夜一夜物語』はペルシャ方面で出来たお話しですし、「サラーム」という挨拶もアラビア語です。

サラームの意味については、こちらの記事をご覧くださいね。

 

この点をとってみても、アラジンの作品は「インド+アラブ」ということになるでしょう。

是非、次回観劇する際はこういった事実を押さえた上で鑑賞下さいね。

 

アーグラの位置

それでは最後に「アーグラ」の位置をマップでご紹介します。インドの首都ニューデリーよりも少し南にあることが分かりましたね!

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