「オーリム」と「いつか」の歌詞は同じだった!ラテン語の意味を解読

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より“Olim(オーリム/いつか)”の歌詞を見てみると、全てラテン語で一見意味を理解出来そうにありません。

しかし、調べてみると“Someday(いつか)”と同じ歌詞になっている…ということが分かりました!

※全体を読みやすくするため記事の構成を変更致しました。(2017.6.26)

「オーリム/いつか」と「いつか」は同じ歌詞!?

「“Olim(オーリム/いつか)”と“Someday(いつか)”の歌詞が同じ意味!?まさか!!」と思われた方も多いでしょう。私も初めはそう思いました。

しかし、実際にラテン語を紐解いていくと、その歌詞の内容が“Someday(いつか)”にぴたりと合うのです…どういうことなのか、1つずつ説明していきますね。

 

「オーリム」…ラテン語歌詞

まずは“Olim(オーリム/いつか)”の歌詞から見ていきましょう。

 

Olim olim deus accelere
Hoc saeculum splendidum
Accelere fiat venire olim
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “Olim”

 

うーん…全く意味が分かりませんね(笑)

単語1つ1つをラテン語を調べてみると、かろうじて「olim=かつて」「deus=神」だと分かりましたが、3語目の「accelere」から迷宮に入ってしまいます。

それでもどうにかして理解したい…!と色々検索して調べたところ、The Disney Wikiという英語サイトでラテン語パートが英語訳されていました。

 

「オーリム」…ラテン語を英訳した歌詞

The Disney Wikiにて、英訳されていた歌詞を引用してみましょう。

 

Someday, someday, God speed
This bright millenium
Let it come someday
―“The Bells of Notre Dame”(The Disney Wiki)

 

なるほど、「accelerespeed」に当たるんですね。そんな風に単語を1つ1つ照らし合わせていくと、あることがふと頭をよぎります。

…あれ?この歌詞どこかで見たことがあるような気が…

あ、これ!2幕でエスメラルダが処刑前に歌う“Someday(いつか)”とほぼ同じではないですか…!

 

「いつか」…英語歌詞

そこで今度は“Someday(いつか)”のフレーズの一部を見てみます。

 

God speed
This bright millennium
On its way
Let it come
someday
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “Someday”

 

どうです?

“someday”の位置が異なることと、“on its way”がないことを除けば、全て「オーリム」を英訳した歌詞を一致しますよね。(…どうしよう…鳥肌が…止まらない…)

使われている単語も、内容も、ほとんど一緒…ということは、“Someday(いつか)”をラテン語で歌ったのが“Olim(オーリム/いつか)”と言えます。

 

 

『ノートルダムの鐘』に込められたメッセージ

劇団四季版の曲名が「オーリム/いつか」と日本語訳されているのは、「olimsomeday=いつか」だからです。

勘の良い方は、曲名“Olim”が「オーリム/いつか」と日本語訳されている時点で“Someday(いつか)”と関係があるのでは…とお気づきだったかもしれませんね。

ラテン語も英語も、歌っている内容は全く同じ。「いつの日か、祝福の日が訪れるだろう 明るく輝くその黄金時代が、いつか来ることを期待していこうではないか」ということが歌われています。

Someday(いつか)”では、いつか差別や貧困がなくなり、皆平等になることを願う内容が歌われていますが、その一部分が“Olim(オーリム/いつか)”としてオープニングで歌われるということは、これこそが『ノートルダムの鐘』で伝えたいメッセージであるといえるでしょう。

理解できないと思われていたラテン語で歌われていた内容が、こんな意味を持っていたなんて…!感動が、かなり深いです…。

鑑賞の際は必ずこの事実を押さえてからオープニングを迎えて、全身でそのメッセージを受け止めて下さいね。

 

「いつか」に見える、フィーバスの強い意志

(2017.7.5追記)

さて、この記事をお読み頂いた方は、『ノートルダムの鐘』における“Someday(いつか)”の重要性をお分かり頂けたと思います。

そこで是非、もう一度“Someday(いつか)”の英語歌詞を見てみて下さい。そこではエスメラルダが“someday”と歌う一方で、フィーバスは“one day”と歌っているのです。

このたった1つの単語の使い方の違いが、“Someday(いつか)”ではとても大きな意味を持っています。

残るものは“one day”と…去る者は”someday”と歌うこの意味の違いは何なのか?是非次の記事を順にご覧くださいね。

 

 

♪『ノートルダムの鐘』の曲一覧はこちらから:ノートルダムの鐘/英語歌詞を徹底分析!日本語で意味を理解しよう

⇒【ノートダムの鐘】オリジナルキャスト画像集はこちら☆・’

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※CDでは上演される一部の曲しか収録されていないため、本サイトでは、曲名・曲順・歌詞は全て上演内容に順じています。参考サイトは次の通りです。CDの内容とは一部異なりますので予めご了承下さい。(参考サイト:LYRICS TO DISNEY’S HUNCHBACK OF NOTRE DAME MUSICAL (LA JOLLA PLAYHOUSE AND PAPER MILL PLAYHOUSE)

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