「奇跡御殿」が実在したと分かる、クロパンの一言とは

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より“The Court of Miracles(奇跡御殿)”の英語歌詞を見てみると、奇跡御殿が実在していたと分かるクロパンの一言があります。

それはどの部分で何と言っているのでしょうか?短い一言ですが、とても意味のある一言ですよ。

【ミュージカル“The Hunchback of Notre Dame”/“The Court of Miracles”/作詞:Stephen Schwartz * 劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』/「奇跡御殿」/訳詞:高橋知伽江】

おさらい

実在したThe Court of Miracles(奇跡御殿)がどういう場所なのか記事にしました。まずはこちらをご覧いただくと、より理解を深められますよ。

 

また、歌詞の中で分かりやすく説明されている部分も紹介しています。合わせてご覧ください。

 

クロパンの一言をチェック

「奇跡御殿」の噂

それでは歌詞の中を見ていきましょう。“The Court of Miracles(奇跡御殿)”の歌詞に、次のようなフレーズがあります。

 

Maybe you’ve heard
Of a terrible place
Where the scoundrels of Paris
Collect in a lair
Maybe you’ve heard
Of that mythical place
Called the the court of miracles
―ミュージカル“The Hunchback of Notre Dame”より “The Court of Miracles”(作詞:Stephen Schwartz)

 

どういう人が集まるどんな場所なのか書かれているのが、このフレーズです。ここで特に気にしたいのが6行目の“mythical place”の部分。この意味は「架空の場所」とか「想像上の場所」という意味ですので、世間では「The Court of Miracles(奇跡御殿)は実在しない場所」だと言われていたことが示されています。

 

 

「奇跡御殿」が実在したと分かる一言

しかし、その直後にクロパンが何と言っているかご存知ですか?それが次のパートです。

 

Brother, you’re there
―ミュージカル“The Hunchback of Notre Dame”より “The Court of Miracles”(作詞:Stephen Schwartz)

 

意味としては「兄弟、あんたは今“そこ”にいるんだよ」となります。クロパンの言う「兄弟」とはカジモドとフィーバスのこと。2人のことを馴れ馴れしく“brother”と呼んでいるんです。そして、ここで指す“there”というのが、The Court of Miracles(奇跡御殿)のことですね。

架空・想像上の場所だと思われていた奇跡御殿に、まさに今足を踏み入れている…ということは、実在しているということになります。

恐らく、かつてのパリでも奇跡御殿が実在するか否かについては、賛否両論があったことでしょう。ジプシー達としてもバレたくはない訳ですから、簡単に見つかる場所にはなかったでしょうしね。

そういう視点から考えてもこの1行はとても意味があり、歌詞の中でかっこよく実在したというその事実を伝えていると言えるでしょう。しかもクロパンはジプシーですから、揺るぎのない事実…という訳です。

2人を馬鹿にした歌い方、見下すような笑い声…

人間のいやらしさが出たシーンですが、読めば読むほどに味の出てくる歌詞ですね。

 

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『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』の曲一覧はこちら



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