英語で知る!クロパンが紹介するエスメラルダの登場シーン

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より「タンバリンのリズム(Rhythm of the Tambourine)」の英語歌詞を見てみると、エスメラルダの登場をクロパンが盛り上げています。

英語ではどのように表現されているのでしょうか?

Music from the Musical

・作品名:ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)

・曲名:タンバリンのリズムRhythm of the Tambourine

・楽譜:Rhythm of the Tambourine

・訳詞:高橋知伽江(作詞:Stephen Schwartz)

アルバムを視聴する/楽譜を見る ・アルバム(日本語):ノートルダムの鐘
・アルバム(英語):The Hunchback of Notre Dame
・楽譜:

 

歌詞のおさらい

劇団四季版

 

劇団四季版はこうなっています。

 

全員:
みんな おいで

クロパン:
さあ見逃すな
神秘とロマンス

全員:
みんな おいで

クロパン:
最高の美女
ついに登場
エスメラルダのダンス!
―劇団四季ミュージカル 『ノートルダムの鐘』 より 「タンバリンのリズム」(訳詞:高橋知伽江)

 

「神秘とロマンスを持ち合わせた最高の美女エスメラルダを見逃すな!そんなエスメラルダのダンスが始まるぞ!」と煽ってお客さんを呼び込んでいるのが分かりますね。

 

英語版

 

一方の英語版はどうでしょうか?

 

Clopin:
Come one, come all
Hurry, hurry here’s your chance
See the mystery and romance

Come one, come all
See the finest girl in France
Make an entrance to entrance

Dance la Esmeralda…!
Dance!
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “Rhythm of the Tambourine” (作詞:Stephen Schwartz)

 

そんなに長い呼び込みではありませんが、1つずつ説明していきますね。

 

 

クロパンの呼び込み

神秘とロマンスを見ていって

 

まず、どちらのブロックにも “Come one, come all” という表現がありますが、これは「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」という意味になります。劇団四季版では音数に合わせるために「みんなおいで」という表現になっていますね。 “Come one, come all” の詳しい説明は次の記事をご覧ください。

 

2行目の “Hurry, hurry here’s your chance” の “hurry” は「急いで」ですから、2回それを言うことでお客さんを急かしていることが分かります。 “here’s your chance” は直訳すると「ここにあなたのチャンスがある」で、 “See the mystery and romance” は劇団四季版からも察しが付くかもしれませんが、「神秘とロマンスを見ていって」です。

よって、1ブロック目は、「寄ってらっしゃい 見てらっしゃい、急いで急いでチャンスだよ、神秘とロマンス見ていって!」という呼び込みです。「これっきしの機会しかないよ!」と、クロパンは上手く客を煽っていますね。

 

フランス最高の女

 

2ブロック目はどうでしょうか? “See the finest girl in France” の “finest” は “fine(素晴らしい、見事な)” の最上級です。また、 “Make an entrance to entrance” の “Make an entrance” は「登場する」という意味になります。ですからここは「寄ってらっしゃい 見てらっしゃい、フランス1の女の子を見て行って、さあ登場するよ 道をあけて」といった具合でしょう。

 

フランス語が入っていてカッコイイ

 

劇団四季版と英語版、大きくは変わりませんでしたが微妙に異なる表現や訳しきれていない箇所などお分かり頂けたと思います。

さて、ここまでで説明は終了ですが…双方で決定的に違うところがあります。それは、英語版にはフランス語が入っていることです。

このミュージカルの舞台はフランス。「エスメラルダのダンスです!」と登場を促す時、劇団四季版では「エスメラルダのダンス!」と言って迎えますが、英語版ではここが “Dance la Esmeralda…!” とフランス語になっています。

いいですねー、かっこいいですねー!1フレーズでも舞台となっている国の言語が使われるだけで、ぐっとリアリティが湧きませんか?こういった歌詞の作り込み方が、英語版はお洒落ですね。

 

タンバリンのリズム(Rhythm of the Tambourine)」の、他の記事はこちらから。


『ノートルダムの鐘』のオリジナルキャストはこちらをご覧ください。

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