徹底分析!The Tavern SongにおけるEsmeraldaとPhoebusのやりとり①

ミュージカル“ノートルダムの鐘”よりThe Tavern Song (Thai Mol Piyas)の英語歌詞を見てみると、EsmeraldaとPhoebusのやりとりが伺えます。素直に話さない2人の、裏をかいた取引のような会話は、英語で読んでも案外難しくはありません。その内容を1つ1つ丁寧に解説していきます。まずは、Phoebusが居酒屋に入り、Esmeraldaを見つけるところまで!

※CDでは上演される一部の曲しか収録されていないため、本サイトでは、曲名・曲順・歌詞は全て上演内容に順じています。参考サイトは次の通りです。CDの内容とは一部異なりますので予めご了承下さい。(参考サイト:LYRICS TO DISNEY’S HUNCHBACK OF NOTRE DAME MUSICAL (LA JOLLA PLAYHOUSE AND PAPER MILL PLAYHOUSE)

The Tavern Song (Thai Mol Piyas)の歌詞の中身を1つずつ見てみましょう。

Clopin(クロパン):
Out on the town tonight, captain?

Phoebus(フィーバス):
Listening for a little rest and recreation for my friend here as well.

Clopin:
Not all these girls sell their bodies.

Phoebus:
No? They pick soldiers’ pockets in other ways? Ah well. As long as you’re helping the economy.
You! I was hoping to see you again! Not the most popular girl around the cathedral if you lose friends easily, don’t you?
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “The Tavern Song (Thai Mol Piyas)”

  • rest…(ひと時の)休息、やすらぎ
  • recreation…休養、気晴らし
  • sell…売る
  • pick pocket…スリ
  • soldiers…軍人
  • As long as…~さえすれば、~する限り
  • cathedral…大聖堂
    (この場合、the cathedralとなっており、“the”でcathedralが特定されています。ここでいうthe cathedralとはノートルダム大聖堂のことですね。)

The Tavern Song (Thai Mol Piyas)は皆が酒を飲んでいるので、陽気なトーンで冗談が多く、時に相手を茶化すような内容になっています。まず、冒頭のClopinの台詞は「今夜は町へお出ましですか、キャプテン?」という意味で、ちょっと大げさな表現になっています。

続くPhoebusの台詞は“Listening for a little rest and recreation for my friend here as well.”。別の記事でも説明しているように、“rest and recreation”というのは直訳すると「休息と気晴らし」ですが、4年間も戦場という男だけの世界にいたPhoebusにとっての“rest and recreation”とは、ズバリ娼婦と身体を交えることを指します。ちなみに“my friend”とは娼婦のことを馴れ馴れしくそう呼んでいるんですね。ですから、ここでは「ここにいる僕の友達にもちょっとした“休憩と気晴らし”が出来ないか聞いて回っているところなのさ。」というような内容になりますよ。一緒に来たFredrikのことを指していますよ。(改めて動画をみたら、my friend=Fredrikだと分かりましたので更新させて頂きます。2017.3.15)

rest and recreation”の意味が、先の通りだと分かる内容が、その次のClopinの台詞です。“Not all these girls sell their bodies.”、つまり「ここにいる全員(のジプシー)が身体を売ってる訳じゃないんだよ。」ですね。

その次のPhoebusの台詞が少しややこしいかもしれません。分解してみていきましょう。まず“No? They pick soldiers’ pockets in other ways? Ah well. As long as you’re helping the economy.”の部分です。

「ここにいる全員が身体を売る訳じゃない」というClopinの返答に対して、「身体を売っていない?ではどうやって生計を立てているんだ?」というニュアンスが含まれるのが冒頭の“No?”です。ジプシー達は身体を売る以外にスリを行って生計を立てることもしますから、その皮肉を込めたのが次に続く“They pick soldiers’ pockets in other ways?”のフレーズですね。「軍人から他の方法で金をくすねるのか?」という解釈でよいでしょう。(その中には「他に方法はないだろ?」というような、ちょっと小馬鹿にしたニュアンスも含まれると考えてよいと思います。)

“Ah well. As long as you’re helping the economy.”“Ah well”は「まぁ、いいや。」です。気の知れた仲間内では、多用する日常英語ですので覚えておくと良いですよ。“As long as you’re helping the economy”は「経済を助けていさえすれば。」で、どんな方法であれお金が循環していれば良い、というニュアンスですね。

この辺のPhoebusの台詞からは、ところどころにジプシーを小馬鹿にした様子が伺えます。ちょっとした言葉の使い方や台詞の言い回しで、Phoebusのキャラクターが見てとれますね。

ここでEsmeraldaが現れ、ころっと態度が変わります。“You! I was hoping to see you again! Not the most popular girl around the cathedral if you lose friends easily, don’t you?”の部分を説明していきましょう。

まず“You!”は、Esmeraldaを目にして、「あっ、君!」といった感じですね。“I was hoping to see you again!”は、「もう一度君に会いたいと思っていたんだよ。」これも日常会話で使えそうなフレーズです。

Not the most popular girl around the cathedral if you lose friends easily, don’t you?”は少しややこしいですが、ニュアンス的に「君は友達をなくしやすいだろう?」です。これは、少し前のシーンにて、ノートルダム大聖堂で2人が言い争いになったことを踏まえた台詞と考えられます。ちなみに“the most popular girl around the cathedral”は「大聖堂付近で一番人気な女の子」という意味で、Esmeraldaのことを指しています。これは少し茶化していっているのでしょうが、Phoebusが彼女に興味を持ったのが、大聖堂前で行われていたTopsy Turvyだったから、そう表現しているのだと考えられます。茶化す上に、ちょっとチャラい感じもしますよね。(それがPhoebusのキャラクターなのですが…)

いかがでしたか?意外と分かりやすい内容ではなかったでしょうか。続きもありますので、是非併せてご覧くださいね!

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