一体、何分?スキンブルシャンクス不在による、夜行列車の遅延

 
こんにちは!

ミュージカル考察ブロガー、あきかん@performingart2)です。
 

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』より「スキンブルシャンクス – 鉄道猫(Skimbleshanks:The Railway Cat)」の英語歌詞を見てみると、スキンブルシャンクスが見つからなかったために、夜行列車が遅延したことが分かります。

一体、どれくらいの遅延してしまったのでしょうか?

日本語では訳されていない汽車の出発時刻を見ながら、詳しく説明していきますよ。

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汽車が出発する時刻は?

 

スキンブルシャンクス – 鉄道猫(Skimbleshanks:The Railway Cat)」の英語歌詞は、次のフレーズで始まります。

 

Skimbleshanks the Railway Cat, the Cat of the Railway Train
There’s a whisper down the line at eleven thirty-nine
When the Night Mail’s ready to depart
Saying, “Skimble, where is Skimble?
Has he gone to hunt the thimble?
We must find him or the train can’t start”

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Skimbleshanks:The Railway Cat” (作詞:T.S. Eliot)

 

出発する時間、見つけられたでしょうか?

“at eleven thirty-nine” とあるので発車時刻は「11時39分」ですが、スキンブルシャンクスの乗る列車は夜行列車ですから、厳密には「23時39分」です。

ちなみに日本語では「夜行列車」となっていますが、正確には “Night Mail” 、つまり「夜行郵便列車」のことなんですね。郵便物を運ぶと同時に、乗客も運ぶ、寝台列車だということです。

 

スキンブルシャンクスを探していたのは誰?

 

汽車の出発時刻は23時39分。その時刻にスキンブルシャンクスが現れず、皆が探していることは『キャッツ』を観たことのある方なら周知の事実でしょう。

劇団四季の歌詞では車掌、ポーター、駅長が探していると歌われていますね。

 

車掌もポーターも駅長も
皆あちこち捜す

おい スキンブルはどこだ
奴がいないんじゃ
出発できないよ

―劇団四季ミュージカル 『キャッツ』 より 「スキンブルシャンクス – 鉄道猫」(訳詞:浅利慶太)

 

しかし、英語では少し異なります。

 

All the guards and all the porters
And the station master’s daughters
Would be searching high and low
Saying “Skimble where is Skimble for unless he’s very nimble
Then the night mail just can’t go.”

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Skimbleshanks:The Railway Cat” (作詞:T.S. Eliot)

 

探しているのはこの人達ですね。

 

 

日本語では「駅長」と歌われていましたが、実は鉄道の仕事に関係のない娘達までもが探していると分かるとちょっと可笑しくなってきます。

随分と色んな人を巻き込んだものですね。スキンブルシャンクスは一体どこへ行ってしまったのでしょうか…?

 

何分遅延したか

 

結局何分遅延したかは、次のフレーズを読めば分かります。

 

At eleven forty-two with the signal overdue
And the passengers all frantic to a man
That’s when I would appear and I’d saunter to the rear
I’d been busy in the luggage van!

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Skimbleshanks:The Railway Cat” (作詞:T.S. Eliot)

 

“At eleven forty-two” と書かれているので「11時42分」、つまり「23時42分」に何かが起こったのです。

 

 

出発予定時刻は23時39分でしたから、すでに3分の遅延です!乗客がイライラするのも、無理はないですよね。

この時、スキンブルシャンクスが “rear(後方)” から “saunter(のんびり)” やってきます。

どこにいたかというと “luggage van(手荷物車)” だったんですね。

 

スキンブルシャンクスのかわいい出発合図

 

スキンブルシャンクスもそろって、ようやく出発の合図が出されます。

 

青い目キラリ輝けば
シグナルは青

さぁ 明日に向かって 出発進行!

―劇団四季ミュージカル 『キャッツ』 より 「スキンブルシャンクス – 鉄道猫」(訳詞:浅利慶太)

 

ここ、可愛いですよね!

英語だとこうなっています。

 

Then he gave one flash of his glass-green eyes
And the signal went “All Clear!!”
They’d be off at last to the northern part of the Northern Hemisphere!

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Skimbleshanks:The Railway Cat” (作詞:T.S. Eliot)

 

内容は変わりませんが、表現が少し異なっていますね。

 

  • Then he gave one flash of his glass-green eyes … 彼はガラスのような緑色の目でフラッシュを送り
  • And the signal went “All Clear!!” … 信号は「異常なし!」に変わる

 

そして「明日に向かって出発進行」という部分は、このように歌われています。

 

 

英語では実際の目的地が歌われていたんですね。

 

いかがでしたか?

スキンブルシャンクスがどこにいて、どれくらい遅延してしまったかお分かりいただけたでしょうか?

 

英語歌詞には夜行郵便列車がどの駅に停車するかも歌われています。こちらも併せてご覧くださいね。

 

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それでは皆さん、良い観劇ライフを…

以上、あきかん@performingart2)でした。

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