ジプシーを軽蔑!「酒場の歌」でフロローがこぼす5つの言葉

 
こんにちは!

ミュージカル考察ブロガー、あきかん@performingart2)です。
 

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より「酒場の歌(The Tavern Song/Thai Mol Piyas)」の英語歌詞を見てみると、酒場で酔っぱらいながら楽しむジプシー達の様子を見て、彼らを軽蔑した5つの言葉をフロローがこぼします。

その言葉とは何でしょうか?

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酒場の歌(The Tavern Song/Thai Mol Piyas)」の歌詞に、次のようなフレーズがあります。

 

Base and lewd and blasphemous
This vile, depraved display
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “The Tavern Song(Thai Mol Piyas)” (作詞:Stephen Schwartz)

 

“and” や “,” で区切られながら羅列されている1つ1つの単語が、まさにフロローがジプシー達を軽蔑している5の言葉です。1つずつ抜き取っていくと次のようになります。

 

  1. Base…(人・行為などが)卑しい、下劣な
  2. lewd…みだらな、わいせつな
  3. blasphemous…不敬な
  4. vile…下劣な、不道徳的な、下品な
  5. depraved display…堕落したこのありさま
    depravedが「堕落した」、displayが「見せる、表に出す」と言う意味です。ここでは吐き捨てるように歌っているので、「堕落したこのありさま」という意味合いでよいでしょう。)

 

どうですか?

フロローの体の奥から吐き出されるようなこの言葉の数々…聖職者の立場としてはお酒も女性も禁じられていますが、その上に自身が毛嫌いするジプシー達です。フロローの立場からすれば、目に入れること自体が不愉快な光景でしょう。しかしながら、彼は直後、このようにも歌っています。

 

I cannot bear to watch
And yet I cannot turn away
―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “The Tavern Song (Thai Mol Piyas)”

 

とても見ていられないような様子なのに、顔をそむけることが出来ないフロロー。にもかかわらず、目をそらすことが出来なかったのは何故なのでしょうか。

1つは淫らな様子のフィーバスに、女と酒におぼれた自分の弟に重ねたから、もう1つは、エスメラルダから目をそらすことが出来なかったからでしょう。

理性とはうらはらに、エスメラルダに心が惹かれていくフロロー。あらゆる感情が複雑に絡み合ったこのほんの短いシーンですが、人間的な感情が一度に集まったこの瞬間のフロローが私はとても好きです。フロローの人間的な感情が静かに絡み合う様を表現しているのが、このフレーズと言えますね。

そして、実はこの酒場の名前はフロローの複雑な胸中が表現された名前になっていました。是非、こちらの記事も併せてご覧ください。

 

酒場の歌(The Tavern Song/Thai Mol Piyas)」の、他の記事はこちらから。


それでは皆さん、良い観劇ライフを…

以上、あきかん@performingart2)でした。

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