ジェニエニドッツの偉業 ①ネズミのマナー向上

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』より“Old Gumbie Cat(ジェニエニドッツ/おばさん猫)”の英語歌詞を見てみると、ジェニエニドッツがネズミ達のマナー向上のためにあることを教えてあげます。

それは一体どんなことでしょうか?

※全体を読みやすくするため記事の構成を変更致しました。(2017.7.9)

Old Gumbie Cat(ジェニエニドッツ/おばさん猫)”の歌詞に、次のようなフレーズがあります。

 

But…
When the day’s hustle and bustle is done
Then the Gumbie Cat’s work is but hardly begun
And when all the family’s in bed and asleep
She tucks up her skirts to the basement to creep
She is deeply concerned with the ways of the mice
Their behaviour’s not good and their manners not nice
So when she has got them lined up on the matting
She teaches them music, crocheting and tatting
―ミュージカル “CATS” より “Old Gumbie Cat”

 

さぞかし長いフレーズで分からない!と思った方が多いでしょう。

でも大丈夫です。段階を踏んで1つずつ見ていけば難しいことはありません。ここのフレーズは、次の様な構成になっています。

 

  1. ジェニエニドッツの夜の様子
  2. ネズミ達のマナー向上をしようと思ったきっかけ
  3. ネズミ達に何を教えてあげたか

 

これを踏まえた上で、フレーズを分析していきましょう!

 

ジェニエニドッツの夜の様子

このフレーズの直前までは、ジェニエニドッツの昼の姿が描かれています。どんな風に家で過ごしているか…まったりした雰囲気が曲調からも感じ取れますよね。

その後に出てくるのが、この“But(しかし、でも)”で始まるフレーズです。“But”が冒頭にあることで、昼間はまったりしているジェニエニドッツとは逆の姿が描かれるぞ、ということが、ここで分かる訳ですね。

ジェニエニドッツの夜の様子が描かれている部分を抜き取ってみます。

 

But…
When the day’s hustle and bustle is done
Then the Gumbie Cat’s work is but hardly begun
And when all the family’s in bed and asleep
She tucks up her skirts to the basement to creep
―ミュージカル “CATS” より “Old Gumbie Cat”

 

But”に続くフレーズを2行ずつ見ていくと分かりやすいと思います。まず“When the day’s hustle and bustle is done/ Then the Gumbie Cat’s work is but hardly begun”の部分です。

「1日のドタバタが終わったころ、ジェニエニドッツ(the Gumbie Cat)の仕事はようやく始まる。」という意味になります。ドタバタというのは、単語の説明時にも書きましたが、ジェニエニドッツ自身のドタバタではなく、彼女がいる家のドタバタということでしょう。夕飯も食べ終わってまったり過ごす時間になって、やっとジェニエニドッツが動き出すということですね。

hardlyは「少しも~ない」という意味なので、hardlyの前のbutを抜いて“Then the Gumbie Cat’s work is hardly begun”とすると「ジェニエニドッツの仕事は少しも始まらない」ですが、butが入ることで、「少しも始まらないわけではない」という意味に変わります。それが転じて、意味合い的には「ようやく始まる」となるわけです。

ちなみに、何故ジェニエニドッツがthe Gumbie Catと呼ばれているのかについては、是非名前の由来について書いた記事からご覧ください。

 

後半の2行を見てみましょう。“And when all the family’s in bed and asleep/ She tucks up her skirts to the basement to creep”の部分です。「そして全ての家族がベッドに入って眠りについた時、彼女はスカートをまくりあげ、忍び足で地下室へ向かう」という意味になります。

何故地下室に向かうのかということはこれから分かりますが、スカートをまくり上げてそろそろと歩くジェニエニドッツを想像すると、自然と笑みがこぼれてきますね。

※聞きなれない用語はこちらをご覧ください。

  • hustle and bustle…ドタバタ
    hustle and bustleには「喧騒」「慌ただしさ」とありますが、ここでは「ドタバタ」というニュアンスが一番近いでしょう。ここでいう「ドタバタ」というのは、飼い主の一日の「ドタバタ」ということですね。)
  • hardly…ほどんど~ない、少しも~ない
  • tucks up…まくり上げる
  • basement…地下室
  • creep…忍び足

 

 

ネズミ達のマナー向上をしようと思ったきっかけ

早速きっかけについて触れられているところを抜き出してみてみましょう。

 

She is deeply concerned with the ways of the mice
Their behaviour’s not good and their manners not nice
―ミュージカル “CATS” より “Old Gumbie Cat”

 

もう分かりましたね。

きっかけは、「ネズミ達の振舞いや行儀が良くないことに深く頭を悩ませていたから」です。

ちょっとお節介なところもあるジェニエニドッツですが、マナーを向上させるためにあることをネズミ達に教えます。最後に「何を教えてあげたか」を見てみましょう。

※聞きなれない用語はこちらからご覧下さい。

  • deeply concerned…深く頭を悩ませている
    concernは「心配する・気を使っている」という意味がありますが、彼らのことを深く心配しているので「深く頭を悩ませている」という風に捉えて良いでしょう。)
  • ways of the mice…ネズミ達の振舞い
    waysには色々な意味がありますが、ここで一番適切なのは「振る舞い」でしょう。ちなみにmicemouseの複数形ですね。)
  • behaviour’s not good…態度がよくない
    behaviour’は「行動・行為」という意味ですが、ここでは「態度」というニュアンスが近いでしょう。)
  • manners not nice…行儀(マナー)がよくない

 

 

ネズミ達に何を教えてあげたか

最後のフレーズを見てみましょう。

 

So when she has got them lined up on the matting
She teaches them music, crocheting and tatting
―ミュージカル “CATS” より “Old Gumbie Cat”

 

だいたい分かりましたね。

ネズミ達をマット上に1列に並べては、音楽や編み物を教えてあげた訳です!

ジェニエニドッツの言うことを聞きながら、慣れない手つきで編み物をしているやんちゃなネズミ達の姿を想像するとなんとも愛らしい。

彼女が成した偉業はこの1つに留まりません!是非他も併せてご覧ください。

 

 

♪『キャッツ』の曲一覧はこちらから:キャッツ/英語歌詞を徹底分析!日本語で意味を理解しよう

⇒“Old Gumbie Cat” 動画集はこちら☆・’

*良い記事だと思って下さった方、是非「いいね!」をお願い致します*
*facebookページへ参加して下さる方はこちらから→LOVE performing arts
*twitterをフォローして下さる方はこちらから→LOVE performing arts (@performingart2)


「なるほど!」と思ったらシェア♪

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です