劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』を観るのに「予習は必要か?」と思われる方、いらっしゃると思います。
私のオススメは、深く予習せず、まずはミュージカルを観ることです!何故なら観劇後、たくさんの「気になる…」が出てくるからです。
そしてその「気になる…」は、多くの場合、次の事柄と関係しています。
- 時代背景
- キリスト教的価値観
- 魔女狩り
- ジプシーの歴史
劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』は、復習に重きを置くことで、観劇ごとの深みと奥行きが変わる作品です。一度観て「あの体験をもう一度…!」と感じた方は、是非、ご自身のペースで復習をしてみてください。
この記事では、私が解説・考察した音声や、執筆するに当たって参考にした資料(本、映画、サウンドトラックなど)を一覧にしています。
簡単なあらすじや登場人物もまとめていますので、観劇の予習・復習にお役立てください。
『ノートルダムの鐘』の解説・考察本を執筆しました!
中世ヨーロッパにおける「身体障がい者」の扱いはどのようなものだったのか?「ジプシー」はなぜ迫害され、「魔女狩り」はどのようにして起こったのか?
中世ヨーロッパのリアルに焦点を当てながら、ミュージカル『ノートルダムの鐘』の奥深さを紐解く解説・考察本。
Kindle(電子書籍)、ペーパーバック(紙書籍)、いずれも Amazon で販売中。
Kindle Unlimitedを初めてご利用の方は、体験期間中に0円で読書可能!
目次
- 1 予習
- 2 復習
- 2.1 解説・考察 音声配信 一覧(2021年度)
- 2.1.1 作品のタイトルについて考える
- 2.1.2 『ノートル=ダム・ド・パリ』人物紹介とミュージカルとの違い①-1 エスメラルダ、カジモド、フロロー、ジュアン
- 2.1.3 『ノートル=ダム・ド・パリ』人物紹介とミュージカルとの違い①-2 フィーバス、クロパン
- 2.1.4 『ノートル=ダム・ド・パリ』人物紹介とミュージカルとの違い②-1 グランゴワール
- 2.1.5 『ノートル=ダム・ド・パリ』人物紹介とミュージカルとの違い②-2 ジャリ、国王、おこもりさん
- 2.1.6 『ノートル=ダム・ド・パリ』は対比の連続!ミュージカルの曲構成の対比にも注目
- 2.1.7 『ノートルダムの鐘』は、ラテン語を押さえないと始まらない…という話
- 2.1.8 『ノートル=ダム・ド・パリ』における、フロローの信仰と錬金術への憧れ
- 2.1.9 ミュージカルと原作で異なる、ジュアンの立場と効果
- 2.1.10 赤ん坊の時カジモドとエスメラルダは同じ頃、近くで生まれていた件 ~原作におけるカメラワーク的表現~
- 2.2 解説・考察 音声配信 一覧(2022年度)
- 2.2.1 『ノートルダムの鐘』を再考察
- 2.2.2 『ノートルダムの鐘』を中世から考える
- 2.2.3 『ノートルダムのせむし男(1923/サイレント)』の感想・原作との比較
- 2.2.4 『ノートルダムのせむし男(1939)』の感想・原作との比較
- 2.2.5 『ノートルダムのせむし男(1957)』の感想・原作との比較
- 2.2.6 エスメラルダと魔女狩り、そして処刑方法
- 2.2.7 ディズニーアニメ『ノートルダムの鐘』の感想
- 2.2.8 クロパンの描かれ方を考察する
- 2.2.9 ジプシーの歴史
- 2.2.10 『ノートルダムの鐘』の考察本を書いた経緯と学び
- 2.2.11 『ノートルダムの鐘』考察本の概要&ジプシーの歴史解説
- 2.2.12 フェミニズムと魔女
- 2.3 参考資料 一覧
- 2.3.1 原作『ノートル=ダム・ド・パリ』
- 2.3.2 気軽に予習するならコレ!ディズニーアニメ『ノートルダムの鐘』
- 2.3.3 1冊で予習を済ませるならコレ!『100分 de 名著 ノートル=ダム・ド・パリ 大聖堂物語』
- 2.3.4 ジプシーの入門書はコレ!『図説 ジプシー』
- 2.3.5 ジプシーを知るならコレ!『ジプシー 歴史・社会・文化』
- 2.3.6 中世を知るならコレ!『血みどろの西洋史 狂気の一〇〇〇年』
- 2.3.7 覚悟を決めて復習するならコレ!『魔女とキリスト教 キリスト教再考学』
- 2.3.8 『ノートルダムの鐘』ハンドブック(英語)
- 2.3.9 映画『ノートルダムのせむし男(1923/サイレント)』
- 2.3.10 映画『ノートルダムのせむし男(1939)』
- 2.3.11 映画『ノートルダムのせむし男(1957)』
- 2.3.12 サウンドトラック『ノートルダムの鐘 アメリカ公演 キャストレコーディング』
- 2.3.13 サウンドトラック『ノートルダムの鐘 劇団四季 東京初演キャスト(カジモド役:飯田達郎)』
- 2.3.14 サウンドトラック『ノートルダムの鐘 劇団四季 東京初演キャスト(カジモド役:海宝直人)』
- 2.1 解説・考察 音声配信 一覧(2021年度)
予習
「軽く予習しておきたいな…」という方向けに、情報をまとめました。
ミュージカル動画
劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』の雰囲気を、動画で観てみましょう。荘厳で神聖、そして深みのある作品です。
アメリカ公演版は、こちら。
あらすじ
舞台は15世紀末のフランス・パリ。
街を象徴するノートルダム大聖堂の鐘付きに、カジモドという少年がいた。
大聖堂の聖職者フロローは乳飲み子だった彼を引き取ったものの、その醜い姿を世間の目から遠ざけるため、鐘付きの塔に住まわせていた。
フロローはカジモドに出歩くことを禁じていたため、彼の友達と言えば、大聖堂の鐘かガーゴイル(石像)のみ。
しかし、外の世界に恋焦がれていたカジモドは、年に一度開催される祭り「トプシー・ターヴィー」に出かけることを決心する。
外の賑わいを味わうカジモドだったが、あることをきっかけに「鐘付きのカジモド」だと気付かれ、容姿に対する嘲りのことばを浴びせられてしまう。
そんな時カジモドの味方になってくれたのが、ジプシーのエスメラルダ。彼女もまた、カジモドと同じく弱い立場にいる人間の1人だった。
強く清く生きるエスメラルダに、カジモド、フィーバス(ジプシーを取り締まる軍人)、そして聖職者・フロローまでもが恋をしてしまう。
立場と感情が錯綜しながら、深まる愛と歪んだ愛…愛とは何か、人間とは何かを強く考えさせられるミュージカル。
主な登場人物
(準備中)
知っておくと良い、事前情報
原作『ノートル=ダム・ド・パリ』を『ノートルダムの背むし男』という題名で知っている方は多いのではないでしょうか。「背むし」とはカジモドの容姿を表した言葉ですが「そもそも背むしって何?」と疑問に思っている方は、こちらの記事をご覧ください。
ミュージカルの中で紹介される「カジモド」の意味は1つですが、原作ではダブルミーニングになっています。事前に知っておくといいかも…!?
「カジモドが繰り出すトプシーターヴィーってどんなお祭り?」と気になっている方は、こちらの記事をご覧ください。
「ジプシーってどういう民族なの?」と気になっている方は、こちらの記事をご覧ください。
復習
「繰り返し復習したい!」という方向けに、情報をまとめました。
作品の展開や結末に触れることがある旨、予めご了承ください。
解説・考察 音声配信 一覧(2021年度)
旧有料サークル「ミュージカレッジ」にて配信した音声の一覧です。
作品のタイトルについて考える
配信日:2021年8月25日
内容:次の3種類の題名について考えています。
- 『The Hunchback of Notre Dame(ノートルダムの背むし男)』
- 『ノートルダムの鐘』
- 『ノートル=ダム・ド・パリ』
冒頭8分はサークル【ミュージカレッジ】の説明をし、その後本題に入ります。
『ノートル=ダム・ド・パリ』人物紹介とミュージカルとの違い①-1 エスメラルダ、カジモド、フロロー、ジュアン
配信日:2021年8月31日
内容:次の5人の登場人物を、原作とミュージカルとで比較しています。
- エスメラルダ
- カジモド
- フロロー(+ジュアン)
- フィーバス
- クロパン
また、それぞれの登場人物における「宿命」についても考えてみました。「宿命とは何か」を考えながら、聴いて頂けると嬉しいです。
『ノートル=ダム・ド・パリ』人物紹介とミュージカルとの違い①-2 フィーバス、クロパン
配信日:2021年9月1日
内容:次の5人の登場人物を、原作とミュージカルとで比較しています。
- エスメラルダ
- カジモド
- フロロー(+ジュアン)
- フィーバス
- クロパン
また、それぞれの登場人物における「宿命」についても考えてみました。「宿命とは何か」を考えながら、聴いて頂けると嬉しいです。
『ノートル=ダム・ド・パリ』人物紹介とミュージカルとの違い②-1 グランゴワール
配信日:2021年9月7日
内容:次の4人の登場人物が、どのように原作に影響を与えているかをお話しします。
- グランゴワール
- ジャリ
- 国王
- おこもりさん
また、それぞれの登場人物における「宿命」についても考えてみました。「宿命とは何か」を考えながら、聴いて頂けると嬉しいです。
『ノートル=ダム・ド・パリ』人物紹介とミュージカルとの違い②-2 ジャリ、国王、おこもりさん
配信日:2021年9月9日
内容:次の4人の登場人物が、どのように原作に影響を与えているかをお話しします。
- グランゴワール
- ジャリ
- 国王
- おこもりさん
また、それぞれの登場人物における「宿命」についても考えてみました。「宿命とは何か」を考えながら、聴いて頂けると嬉しいです。
『ノートル=ダム・ド・パリ』は対比の連続!ミュージカルの曲構成の対比にも注目
配信日:2021年9月12日
内容:次の2点について解説します。
- ミュージカル『ノートルダムの鐘』の曲における対比
- 小説『ノートル=ダム・ド・パリ』における対比
原作は対比のみで構成されているといっても過言ではありません。
こういった構成だからこそ、ミュージカルの曲構成も必然的に(意識的に)対比がなされているのではないか…と感じました。ぜひ、皆さんも「対比」について考えてみてくださいね。
『ノートルダムの鐘』は、ラテン語を押さえないと始まらない…という話
配信日:2021年9月7日
内容:次の2点について解説します。
- ラテン語で歌われる意義
- 「地獄の炎(Helfire)」を例に説明するラテン語の効果
ラテン語を知ると、曲や作品の深さや奥行きを感じることができますので「地獄の炎(Helfire)」だけでもラテン語を押さえて観劇して頂けたらと思います。
『ノートル=ダム・ド・パリ』における、フロローの信仰と錬金術への憧れ
配信日:2022年11月25日
内容:次の2点について解説します。
- 信仰とは
- 錬金術とは
第5編「1.サン=マルタン修院長」(上巻)、第7編「4. 宿命、5. 黒い服をまとった二人の男」(下巻)に登場する「錬金術」の話を紹介します。
神に対する信仰が強い一方で、神学とは真逆ともとらえられる錬金術に、なぜフロローが興味を持ったのかを考えてみましょう。
ミュージカルと原作で異なる、ジュアンの立場と効果
配信日:2022年11月25日
内容:次の2点について解説します。
- ミュージカルのジュアンがもたらす効果
・ジプシーのフロリカと結婚
・カジモドの父親
・梅毒で死ぬ - 原作のジャンがもたらす効果
・フロローが父であり、母であり、兄
・フロローに絶対的信頼を置いている
・カジモドに突き落とされて死ぬ
赤ん坊の時カジモドとエスメラルダは同じ頃、近くで生まれていた件 ~原作におけるカメラワーク的表現~
配信日:2022年11月25日
内容:次の2点について解説します。
- 原作におけるカメラワーク
- カジモドとエスメラルダが赤ん坊の時の関係性
上巻「第6編 トウモロコシのパン種でで焼いた菓子の話」を中心にお話ししています。
解説・考察 音声配信 一覧(2022年度)
旧有料サークル「ミュージカレッジ」にて配信した音声の一覧です。
『ノートルダムの鐘』を再考察
配信日:2022年11月28日
内容:2022/5/21から劇団四季で『ノートルダムの鐘』を再演するため、再考察を行います。考察ポイントは次の3点です。
- ジプシー
- 中世の身体障がい者
- 聖職者
勉強しながら(走りながら)、発信をしていくスタイルです。リアル考察をお楽しみ頂けたらと思います。
『ノートルダムの鐘』を中世から考える
配信日:2022年5月19日
内容:2022/5/9にTwitterで行ったスペースをミュージカレッジにて残します。
- カジモドの出生
- フロローとカジモドの関係性
- エスメラルダと魔女狩り
『ノートルダムのせむし男(1923/サイレント)』の感想・原作との比較
配信日:2022年11月28日
内容:『ノートルダムのせむし男(1923/サイレント)』を観た感想と、原作との違いについてお話しします。
本作は「モノクロ・サイレント」「製作国・アメリカ」です。原作に登場する全ての登場人物が登場するという意味で、非常によくまとめられた映画だなと感じました。
フロローの「葛藤」として描かれている部分を切り離し、ジュアンに当てている点が興味深かったです。
- カジモド
- エスメラルダ
- フィ―バス
- フロロー
- ジュアン
- クロパン
- グランゴワール
- 国王
- 母親
- 婚約者
『ノートルダムのせむし男(1939)』の感想・原作との比較
配信日:2022年11月28日
内容:『ノートルダムのせむし男(1939)』を観た感想と、原作との違いについてお話しします。
本作は「モノクロ・音声あり」「製作国・アメリカ」です。原作に登場する次の登場人物のうち、「✕」が付いている人物は登場していません。
- カジモド
- エスメラルダ
- フィ―バス
- フロロー
- ジュアン
- クロパン
- グランゴワール
- 国王
- 母親 ✕
- 婚約者 ✕
原作に書かれている「建築物と書物の価値」に焦点を当てて描いた作品だと感じました。
グランゴワールを中心に置くという、今までに観たことのないタイプの改変が非常に興味深かったです。
『ノートルダムのせむし男(1957)』の感想・原作との比較
配信日:2022年11月29日
内容:『ノートルダムのせむし男(1957)』を観た感想と、原作との違いについてお話しします。
本作は「カラー・音声あり」「製作国・フランス」です。原作に登場する次の登場人物のうち、「✕」が付いている人物は登場していません。
- カジモド
- エスメラルダ
- フィ―バス
- フロロー
- ジュアン
- クロパン
- グランゴワール
- 国王
- 母親 ✕
- 婚約者
正直、あまり面白くなく、間延びした感じのある作品でした。どこに焦点を当てて描いているのか分からず…といった感じです。エスメラルダが大人っぽく行動的、艶っぽいという点ではミュージカルに近しいですが、全体的にバランスの感じられないところが残念でした。
オープニングとエンディングは原作に忠実に描かれており、ヴィクトル・ユゴーに対する敬意を感じる演出となっていました。
エスメラルダと魔女狩り、そして処刑方法
配信日:2022年11月29日
内容:エスメラルダを「魔女」という観点から捉え「魔女狩り」との共通点から考察していきます。
- 魔女、魔女狩りとは何か
- 魔女狩りに対する尋問と処刑方法
- 絞首刑と火あぶり刑に対する考察
ディズニーアニメ『ノートルダムの鐘』の感想
配信日:2022年11月29日
内容:『ノートルダムの鐘』考察関連のオフトークも含めて、アニメ『ノートルダムの鐘』の感想についてお話ししています。
- ラテン語で歌われる意義
- 「地獄の炎(Helfire)」を例に説明するラテン語の効果
クロパンの描かれ方を考察する
配信日:2022年12月9日
内容:「クロパン=ジプシー=乞食=盗賊」なのか…ということを「中世の乞食とは」を踏まえて考えてみました。
- ジプシーに対するマイナスイメージ
- 乞食は1つの仕事だった
- 乞食に対する規制
参考資料 一覧
解説・考察本を執筆するに当たって参考にした資料(映画、本、音楽など)の一覧です。観劇の予習・復習にお役立てください。
原作『ノートル=ダム・ド・パリ』
劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘』の原作。ヴィクトル・ユゴーによる作品で、上下巻とあります。ミュージカルには登場しない人物も含めて「それぞれの人物における宿命とは何なのか」考えさせられる作品です。
気軽に予習するならコレ!ディズニーアニメ『ノートルダムの鐘』
ミュージカルのベースとなっている、ディズニーアニメーション。展開が異なる部分もありますが「あらすじを全く知らない」という方は、まずこのアニメ版を観ることをオススメします。
1冊で予習を済ませるならコレ!『100分 de 名著 ノートル=ダム・ド・パリ 大聖堂物語』
原作『ノートル=ダム・ド・パリ』を、とても分かりやすく解説している1冊。「原作を読む時間は割けないけれど、ポイントだけでも押さえておきたい」という方は、本棚に加えることをオススメします。
ジプシーの入門書はコレ!『図説 ジプシー』
私はこの本を繰り返し読みました。写真や図解が多く「自分がイメージしていたジプシー」と「実際のジプシー」にどれだけの隔たりがあるかがよく分かる1冊です。ジプシー(現:ロマ)という民族がどのような歴史を経て現在に至っているのかを知ることは、エスメラルダやクロパンにどのような背景があるかを知ることでもありますよ。
ジプシーを知るならコレ!『ジプシー 歴史・社会・文化』
ジプシー(現:ロマ)の詳細がまとめられている1冊です。ジプシーは文字を持たない民族のため、歴史を書き残すことがありませんでした。ジプシーはどこから来て、どのように広まり、社会を形成していったのか…そんなことを知りたい方にオススメします。
中世を知るならコレ!『血みどろの西洋史 狂気の一〇〇〇年』
「中世ヨーロッパ」と聞いた時に「拷問」「処刑」「魔女狩り」といった単語をイメージする方は必読です。当時のどのような価値観から、これらのことが行われたのかが、痛く、辛くも分かりやすく紹介されています。私の大好きな1冊です。
覚悟を決めて復習するならコレ!『魔女とキリスト教 キリスト教再考学』
「魔女狩り」という観点にフォーカスするならば、是非読んでいただきたい1冊。「魔女」のイメージがどこから生まれ、どのように発展していったのか…キリスト教的価値観とどのような関係性があるのか…そういったことを、この1冊で知ることができます。いつでも手に届く場所に置いておきたい1冊です。
『ノートルダムの鐘』ハンドブック(英語)
ディズニーミュージカル『ノートルダムの鐘』の舞台制作本と、テーマの解説本をダウンロードできるページです。画像などの資料も豊富なので、興味のある方は是非ご覧ください。
映画『ノートルダムのせむし男(1923/サイレント)』
サイレント映画を観たことない方は多いのではないでしょうか?私は本作が初めてでしたが、とても良いです。「文字→演技→文字→演技」がひたすら繰り返され、はじめこそとまどいますが、BGMとともに魅せられます。音声がない良さを味わってみてください。(モノクロ映画)
映画『ノートルダムのせむし男(1939)』
『ノートル=ダム・ド・パリ』を原作とした作品の中では、変わり種の1本だと思います。多くの場合、軍人・フィーバスがヒーローとして描かれますが、本作では原作に登場する詩人・グランゴワールがヒーローです。軍人が剣で戦うのならば、詩人はペンで戦う…そんな詩人がエスメラルダを守った場合のスピンオフ作品として観てはいかがでしょうか。原作のグランゴワールはもっとのらりくらりしていますが、グランゴワール好きの私としては外せない1本です。(モノクロ映画)
映画『ノートルダムのせむし男(1957)』
エスメラルダが原作よりも大人びていて、妖艶な1本。全体的に色鮮やかなので、ミュージカルに慣れた方だと目がくらむかもしれません…。全体的に展開が間延びしており、個人的にはオススメしませんが、オープニングとエンディングが原作に忠実な作品です。
サウンドトラック『ノートルダムの鐘 アメリカ公演 キャストレコーディング』
アメリカ公演キャストによる、英語版サウンドトラックです。私は英語版と日本語版を聴き比べるのが好きで、繰り返し聴いています。
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(初利用の方は、体験期間中0円)
サウンドトラック『ノートルダムの鐘 劇団四季 東京初演キャスト(カジモド役:飯田達郎)』
劇団四季キャストによる、日本語版サウンドトラックです。カジモド役は、東京初演キャストの飯田達郎さんです。
Amazon Music Unlimitedで聴く
(初利用の方は、体験期間中0円)
サウンドトラック『ノートルダムの鐘 劇団四季 東京初演キャスト(カジモド役:海宝直人)』
劇団四季キャストによる、日本語版サウンドトラックです。カジモド役は、東京初演キャストの海宝直人さんです。
Amazon Music Unlimitedで聴く
(初利用の方は、体験期間中0円)
それでは皆さん、良い観劇ライフを…
以上、あきかん(@performingart2)でした!
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こんにちは!
ミュージカル考察ブロガー、あきかん(@performingart2)です。