ブロードウェイ『アラジン』の舞台制作本に、劇団四季の舞台写真が載っていた!

 
こんにちは!

ミュージカル考察ブロガー、あきかん@performingart2)です。

 

普段の私は、英語歌詞解説をしている印象が強いと思います。

…が、実は私「この作品、どういう過程経て舞台になったんだろう?」という、舞台制作への知識欲もすごいんですよね。

舞台制作本を買うのが1つの趣味になっていますが、今回、ブロードウェイミュージカル『アラジン』の舞台制作本に、劇団四季のキャストの写真が掲載されているのを発見しました!

しかも、ちょっとではなく、ガッツリ掲載されています。

劇団四季のどの俳優の、どのような写真なのか、1つずつ紹介していきますよ。

お知らせ!
『ノートルダムの鐘』の解説・考察本を執筆しました!

中世ヨーロッパにおける「身体障がい者」の扱いはどのようなものだったのか?「ジプシー」はなぜ迫害され、「魔女狩り」はどのようにして起こったのか?中世ヨーロッパのリアルに焦点を当てながら、ミュージカル『ノートルダムの鐘』の奥深さを紐解く解説・考察本。

Kindle(電子書籍)、ペーパーバック(紙書籍)、いずれも Amazon で販売中。

Kindle Unlimitedを初めてご利用の方は、体験期間中に0円で読書可能!:0円で読む!


 

 

ミュージカル『アラジン』の素敵な洋書、発見

 

ご紹介する本の名前はズバリ、”Disney Aladdin: A Whole New World: The Road to Broadway and Beyond” (直訳:ディズニー『アラジン』 新しい世界の全て:ブロードウェイへの道のり、そしてブロードウェイを超えて)です。

 

 


注文してから約10日。

はるばるアメリカより届いた分厚い本は、ため息が出るほど魅力的でした。

 

  • 魔法がかった紫色の布地のハードカバー
  • 金色のページの側面
  • 31cm×23cm×2.5cmサイズの重厚感
  • 豊富過ぎるオールカラー写真
  • 圧倒的情報量(舞台美術、衣装、照明など)

 

表紙をこすったらジニーが登場するのではないか…と錯覚するほどの魅力です。

 

劇団四季が紹介されている!

 

届いた本をまずどんな風に見るかは人によると思いますが、もはや写真集ともいえるこの贅沢な本を、私はパラパラパラ~と一気見しました。

そしてページも後半に差し掛かり、幸せな気持ちに満たされつつあった時、ふとペラペラめくる手が止まったんです。

今、島村さんアラジン、いたよね?」と。

ページを少し戻ってみると「…た、瀧山さんジニー!?

更にページを進めてみると「岡本さんジャスミーーーーーーーン…!!

 

でも何故、ブロードウェイの本に、劇団四季が掲載されているのでしょうか?

これは、この本の187ページから始まる第3章 “A Million Miles Away” にまとめられている内容が関係しています。

第3章では『アラジン』をアメリカ国外で公演をする際に起きた様々な壁について書かれています。

言語の違いによって発生する翻訳の難しさや、文化の違いによりジョークを変えてみたことなどが挙げられていますが、その中で特に難しかった国として日本ドイツが挙げられていました。

 

 

写真は全部で7枚!

 

では、この本に掲載されている写真はどのようなものなのでしょうか?

まず、第3章までに掲載されている写真は2枚あります。

1枚目は劇団四季の写真の中で一番大きいもので、見開きで掲載されているアラジン(島村幸大さん)とジャスミン(岡本瑞恵さん)の結婚式の写真。

舞台照明について触れられているページに掲載されています。

 

Red and purple lights give the wedding of Aladdin and Jasmine a warmly appealing glow. Tokyo, Japan.

ー”Disney Aladdin: A Whole New World: The Road to Broadway and Beyond” (p.70)

 

2つ目は「バブカック、オマール、アラジン、カシーム」を仲良く歌う、白瀬 英典さん(バブカック)、斎藤洋一郎さん(オマール)、島村幸大さん(アラジン)、西尾 健治(カシーム)

音響デザインについて触れられているページに掲載されています。

↓ 原文では「しらせ・ひでゆき」さんと紹介されてしまっていますね(汗)。

 

Babkak, Omar, Aladdin, Kassim try to earn some coins as street entertainers (from left: Hideyuki Shirase, Yoichiro Saito, Yukihiro Shimamura, and Kenji Nishio). Tokyo, Japan.

ー”Disney Aladdin: A Whole New World: The Road to Broadway and Beyond” (p.75)

 

第3章で紹介されている写真は、全部で5枚

まず第3章が始まると、すぐに目に留まるのが島村幸大さん(アラジン)が「自慢の息子」を歌っている写真。

1ページにドンと載っているので、もはやポスターです。

 

Japan’s Aladdin, Yukihiro Shimamura, sings “Proud of Your Boy.” Tokyo, Japan.

ー”Disney Aladdin: A Whole New World: The Road to Broadway and Beyond” (p.188)

 

ページをめくると今度は、島村幸大さん(アラジン)がこすった魔法のランプから、煙と共に瀧山久志さん(ジニー)が登場する写真。

こちらも1ページに大きく映っているので、見応えがあります。

 

The Genie (Hisashi Takiyama), Aladdin (Yukihiro Shimamura), and a smoking Magic Lamp. Tokyo, Japan. (p.191)

ー”Disney Aladdin: A Whole New World: The Road to Broadway and Beyond” (p.188)

 

3つ目は、岡本瑞恵さん(ジャスミン)が紫色のローブを着てアグラバーのマーケットを楽しんでいる写真です。

真っ赤な背景にジャスミンが浮かび上がる、とても綺麗な写真です。ページ上半分を飾っています。

 

Princess Jasmine (Mizue Okamoto) visits the Marketplace incognito. Tokyo, Japan.

ー”Disney Aladdin: A Whole New World: The Road to Broadway and Beyond” (p.193)

 

4つ目は左下で可愛く飛び跳ねる瀧山久志さん(ジニー)の写真。小さい写真ですが、確実に瀧山さんと分かります!

 

Hisashi Takiyama as the Genie in “Friend Like Me.” Tokyo, Japan.

ー”Disney Aladdin: A Whole New World: The Road to Broadway and Beyond”(p.194)

 

最後の写真は、岡本瑞恵さん(ジャスミン)が「壁の向こうへ」を歌う写真。明るい笑顔がとてもチャーミングで、弾けるようです。

 

Princess Jasmine (Mizue Okamoto) and her attendants in “These Palace Walls.” Tokyo, Japan. (p.198)

ー”Disney Aladdin: A Whole New World: The Road to Broadway and Beyond”(p.194)

 

劇団四季の写真は以上7点ですが、ブロードウェイ・オリジナルキャストの写真はもちろん、ドイツ、イギリス、オーストラリアのキャスト写真も掲載されているので、とても新鮮です。

また、舞台セットモデル照明デザイン衣装デザイン画と衣装の比較なども見られるので、何度見ても飽きることがありません。

『アラジン』の魔法の世界をより堪能したい方は、買って損すること間違いなしですよ!

 



もっと考察を読みたい方は、曲一覧から!


それでは皆さん、良い観劇ライフを…

以上、あきかん@performingart2)でした。

ブロードウェイ本に、劇団四季の写真が!

ブロードウェイ『アラジン』の舞台制作過程を紹介した洋書に、劇団四季が紹介されています!

ブロードウェイと劇団四季の比較や、瀧山久志さん、島村幸大さん、岡本瑞恵さんなどの写真が合計7枚掲載されています。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。