バブカック、オマール、アラジン、カシームについて分かる12のこと

劇団四季ミュージカル『アラジン(Aladdin)』より “Babkak, Omar, Aladdin, Kassim(バブカック オマール アラジン カシーム)” の英語歌詞を見てみると、この4人がどういう関係性か、お互いをどういう存在と認めているのかが歌われています。

1つ1つ見ていくと、彼らについて12のことが説明されていると分かりましたよ。

【ブロードウェイミュージカル “Aladdin” / “Babkak, Omar, Aladdin, Kassim” /作詞:Howard Ashman * 劇団四季ミュージカル『アラジン』/「バブカック オマール アラジン カシーム/訳詞:高橋知伽江】

「良い仲間」で「兄弟」

早速最初のブロックから見ていきましょう。 “Me and three others(俺と他の3人)” のバブカック、オマール、アラジン、カシームがどういう関係なのかが1行目に歌われています。

 

A good pals, blood brothers
Me and three others
Babkak, Omar, Aladdin, Kassim
―ブロードウェイミュージカル “Aladdin” より “Babkak, Omar, Aladdin, Kassim” (作詞:Howard Ashman)

 

1行目はそれぞれこういう意味です。

 

 

pal” とは日本語で「ペンパル(pen pal/文通友達)」とも言うように、「仲間、仲良し、友達」です。

blood brothers” という表現は初めて知りましたが「血を分けた兄弟」というのが1つ目の意味で、これは文字通り血縁関係にある本当の兄弟を指しています。一方でそこから派生したのが今回の意味「兄弟分」で、「本当の兄弟のように近い存在」を指す時に使います。バブカック、オマール、アラジン、カシームの4人は本当の兄弟ではありませんから、ここでは「兄弟分」ですね。

劇団四季版では、

 

親友 兄弟 俺と 3人
バブカック オマール アラジン カシーム
―劇団四季ミュージカル 『アラジン』 より 「バブカック オマール アラジン カシーム」(訳詞:高橋知伽江)

 

と訳されていますから、ほぼ原文通りですね!

 

永久不滅なチーム

次のブロックでは4人の結束力が伺えます。

 

Four friends, none closer
Get mad? Heck no, sir!
Not us, four-strong, a permanent team
―ブロードウェイミュージカル “Aladdin” より “Babkak, Omar, Aladdin, Kassim” (作詞:Howard Ashman)

 

まず1行目には、

 

  • Four friends…4人の友達
  • none closer…これ以上近い存在はいない

 

とあります。お互いがどれだけ親密な関係にあるかが分かりますよね。そして、

 

  • four-strong, a permanent team…強い4人の、永久不滅のチーム

 

と歌っています。確かに、彼らは4人で1つ!そしてその友情は永遠です。

ちなみに、このフレーズの前にある “Not us” をどう解釈するか悩みましたが、恐らく「俺たち以外に誰がいる」ではないでしょうか。また、 “Heck no” は聞きなれませんが、 “hell no(絶対に嫌だ)” と同じ意味だそうですよ。

 

劇団四季版では

 

みんな いいやつ 最高 本当さ
死ぬまで仲間だぜ
―劇団四季ミュージカル 『アラジン』 より 「バブカック オマール アラジン カシーム」(訳詞:高橋知伽江)

 

となっており、 “permanent team(永久不滅のチーム)” を「死ぬまで仲間だぜ」と訳していることが分かりますね。

 

 

怠けて、ふざけて

さて、次は4ブロック目を見てみましょう。

 

To stay this lazy
And play like crazy
Babkak, Omar, Aladdin, Kassim
―ブロードウェイミュージカル “Aladdin” より “Babkak, Omar, Aladdin, Kassim” (作詞:Howard Ashman)

 

ここはこういう意味です。

 

  • To stay this lazy…こんなに怠けたままでいながら
  • And play like crazy…気が狂ったみたいに遊んで

 

…自覚しているんですね(笑)。働きもせず怠けて、生きるために盗んで…でも遊ぶときは全力で遊んでいる。そんな4人が好きですよ、私は。

 

真の友達、偽りはない

5つ目のブロック。ここは耳にしたことのない単語が続きます。

 

True friends, no phonies
Me and my cronies
Babkak, Omar, Aladdin, Kassim
―ブロードウェイミュージカル “Aladdin” より “Babkak, Omar, Aladdin, Kassim” (作詞:Howard Ashman)

 

“True friends” は「真の友達、本当の友達」で、それに続く歌詞の意味は次の通りです。

 

  • True friends, no phonies…真の友達、偽りなんてない
  • Me and my cronies…俺と俺の親友(仲間)

 

劇団四季版では “my cronies” は「マブダチ」と表現されています。良い訳ですね!(ちなみに「マブダチ」とは「本物の友達」という俗語で、ニュアンス的には親友よりも深い仲を指しますよ。)

 

 

ぐうたらなやり手

さて、6ブロック目はどうでしょうか?

 

Four bums, none better
Not one, go-getter
Unmotivated in the extreme
―ブロードウェイミュージカル “Aladdin” より “Babkak, Omar, Aladdin, Kassim” (作詞:Howard Ashman)

 

ここはちょっと面白いです。

 

  • Four bums, none better…4人のぐうたら、少しもよくならない
  • Not one, go-getter…1人じゃなければ、やり手
  • Unmotivated in the extreme…極めてやる気がない

 

2行目は恐らくこういった内容で良いと思うのですが…ぐうたらしているし、改善の余地なし、きわめてやる気がないんだけれども、4人の力を合わせれば「やり手、凄腕だ」ということを歌っているのでしょう。

確かに、1人1人じゃあまり冴えない感じですが、チームワークは抜群ですもんね(笑)。

いかがでしたか?劇団四季版では分からない、4人の詳細な関係性を見ていただけたのではないかと思います。この4人が登場した際は、これらの様々な表現を思い出して下さいね!

 

その他 “Babkak, Omar, Aladdin, Kassim(バブカック オマール アラジン カシーム)” の歌詞解説や、ミュージカル『アラジン』についてはこちらの記事をご覧ください。


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