英語歌詞で分かる!劇場猫のガスが実在した俳優と共演していた事実

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』より“Gus:The Theatre Cat(ガス/劇場猫)”の歌詞を見てみると、「俺は大スターとも共演した」とありますよね。

この大スターが誰なのか、ご存知の方はどれほどいらっしゃるでしょうか?

実は、英語歌詞にはその大スターの名前が書かれていました。今回はそこを詳しく見ていきましょう。

【ブロードウェイミュージカル“Cats”/“Gus:The Theatre Cat”/作詞:T.S. Eliot * 劇団四季ミュージカル『キャッツ』/「ガス – 劇場猫」/訳詞:浅利慶太】

 

歌詞の比較

日本語

劇団四季の歌詞では、次のように歌われています。

 

ふるまい酒に酔っ払い
調子にのって とめどなく

俺は大スターとも共演した
その人気は並はずれ

―劇団四季ミュージカル 『キャッツ』 より 「ガス – 劇場猫」(訳詞:浅利慶太)

 

「大スター」とは書かれているものの、誰とまでは書かれていませんよね。

 

英語

 

しかし、英語歌詞には2人の大スターが登場していることが分かります。

 

He loves to regale them if someone else pays
With anecdotes drawn from his palmiest days
For he once was a star of the highest degree
He has acted with Irving, he’s acted with Tree

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Gus:The Theatre Cat”(作詞:T.S. Eliot)

 

それが“Irving(アーヴィング)”と“Tree(トリー)”です。

一時は最高潮のスターだったガスは、全盛期にこの2人と共演したと最終行で歌われています。調べてみたところ、どちらもなかなかの偉人であることが分かりましたよ!

 

ガスが共演した、2人の大俳優

ヘンリー・アーヴィング(Henry Irving)

 

アーヴィングとは、どうやら“Henry Irving”のことを指すようです。

 

Sir Henry Irving (6 February 1838 – 13 October 1905), born John Henry Brodribb, sometimes known as J. H. Irving, was an English stage actor in the Victorian era, known as an actor-manager because he took complete responsibility (supervision of sets, lighting, direction, casting, as well as playing the leading roles) for season after season at the Lyceum Theatre, establishing himself and his company as representative of English classical theatre.

Henry Irving(wikipedia)

 

ヴィクトリア朝時代におけるイギリスの舞台俳優で、主役級の俳優、かつ劇場支配人でもあり、作品に対してあらゆる分野から携わる人物であったということです。

アーヴィングが設立したライシアム・シアターは英国の古典的な劇場であったことから、主にシェイクスピアの作品を上演していたようですよ。現在ではミュージカルも上演しています。

 

ハーバート・ビアボウム・トリー(Herbert Beerbohm Tree)

 

トリーは、“Herbert Beerbohm Tree”であろうことが分かりました。

 

Sir Herbert Beerbohm Tree (17 December 1852 – 2 July 1917) was an English actor and theatre manager.

Tree began performing in the 1870s.

By 1887, he was managing the Haymarket Theatre, winning praise for adventurous programming and lavish productions, and starring in many of its productions.

In 1899, he helped fund the rebuilding, and became manager, of His Majesty’s Theatre.

Again, he promoted a mix of Shakespeare and classic plays with new works and adaptations of popular novels, giving them spectacular productions in this large house, and often playing leading roles. His wife, actress Helen Maud Holt, often played opposite him and assisted him with management of the theatres.

Herbert Beerbohm Tree(wikipedia)

 

トリーもアーヴィング同様、主役級の俳優兼支配人で、ヘイマーケット王立劇場の運営やヒズ・マジェスティーズ・シアター(現在のハー・マジェスティーズ・シアター)の再建築に携わっていたことが分かります。

また、トリーの場合は古典であるシェイクスピア作品と、最新の人気小説を元に新たな作品を作り発表していたようです。精力的に活動されていた人物なんですね。

 

いかがでしたか?

どちらも舞台を愛したイギリスの第俳優…!ガスが自分を誇りに思う気持ちが良く分かりましたね。

 

各劇場について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧くださいね。

 

また、今回ご紹介した2人の俳優と3つの劇場については、こちらで画像付きでまとめています。

 

 

その他“Gus:The Theatre Cat(ガス/劇場猫)”の歌詞解説や、ミュージカル『キャッツ』についてはこちらの記事をご覧ください。



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