英語歌詞で歌われる、ミストフェリーズの手品5連発!

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』より「ミストフェリーズ – マジック猫(Mr.Mistoffelees)」の歌詞を見てみると、ミストフェリーズが行う手品について詳しく歌われています。

また、ミストフェリーズの回転の凄さや、手品でよく聞く掛け声など、ミストフェリーズとマジックについて1つずつ解説していきますよ。

Music from the Musical

・作品名:キャッツ(CATS)

・曲名:ミストフェリーズ ‐マジック猫Macavity: The Mystery Cat

・楽譜:Mr.Mistoffelees

・訳詞:浅利慶太(作詞:Trevor Nunn & Richard Stilgoe)

アルバムを視聴/楽譜 ・アルバム(日本語):キャッツ
・アルバム(英語):CATS
・楽譜:

 

手品5連発

日本語

 

まず、日本語でどのようなことが歌われているか見ておきましょう。

 

屋根の上にいると
暖炉で声がする

庭で昼寝をしていると
寝息は家の中

のどを鳴らしていると
かみなりが鳴り出す

いつか夜を招き
星空を作ろう

―劇団四季ミュージカル 『キャッツ』 より 「ミストフェリーズ – マジック猫」(訳詞:浅利慶太)

 

ざっくり整理すると、日本語では4つのマジックが歌われていると分かります。

 

英語

 

では、英語ではどのようになっているのか1つずつ見ていきましょう。

 

コルク栓、スプーンそしてペーストで…

 

1つ目はここです。

He can play any trick with a cork
Or a spoon and a bit of fish paste

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Mr.Mistoffelees” (作詞:T.S. Eliot)

 

コルク栓や、スプーンと魚のペーストでもどんな手品もできるとあります。

 

ナイフとフォークが…

 

2つ目はどうでしょうか?

 

If you look for a knife or a fork
And you think it was merely misplaced
You have seen it one moment, and then it is gone!
But you find it next week lying out on the lawn!

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Mr.Mistoffelees” (作詞:T.S. Eliot)

 

もしナイフかフォークが見つからなくて、置き忘れたと思ったら、パッと現れてすぐに消えちゃう!でも翌週には芝生の上に置いてあるのを見つけるだろうよ!

…というのがこのマジック。食事をしようと思った時にこんなことをされたらたまらないですね!

 

屋根?それとも暖炉?

 

ミストフェリーズの手品はまだまだ続きます。

 

But his voice has been heard on the roof
When he was curled up by the fire
And he’s sometimes been heard by the fire
When he was about on the roof
(At least we all heard that somebody purred)

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Mr.Mistoffelees” (作詞:T.S. Eliot)

 

暖炉の傍で丸くなっているかと思えば屋根上で声がするし、屋根上にいるかと思えば暖炉の傍で声が聞こえるし…というのがこのトリック。

最終行の “(At least we all heard that somebody purred)” はこのフレーズに対する補足のようなもので「少なくとも誰かが喉を鳴らしているのは聞いた」と言っているんですね。

このイリュージョンの凄さを際立たせる一文となっています。

「ミストフェリーズがどこにいるかは全く分からないけれど、とにかく声は聞いたんだよ!」と言っている猫達の姿が目に浮かびます。

これは、日本語にもあった手品ですね。

 

飼い主を悩ませる…

 

そして極めつけはこれです。

 

And I’ve known the family to call him
Him in from the garden for hours
When he was asleep in the hall

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Mr.Mistoffelees” (作詞:T.S. Eliot)

 

庭で何時間もミストフェリーズを探して呼び続けているのに、肝心のミストフェリーズは広間で寝ているのだそうです。

これは…もはや悲劇。

 

シルクハットから子猫…!

 

最後は可愛らしく、猫らしい手品です。

 

And not long ago this phenomenal cat
Produced seven kittens right out of a hat!

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Mr.Mistoffelees” (作詞:T.S. Eliot)

 

これは手品師らしいマジック!シルクハットから、7匹もの子猫を出してみせたんだそう。

これはきっとかわいいでしょうね。

 

実際に見てみたい手品ばかりだけど、ミストフェリーズを飼うのは…骨が折れそう。

 

手品とかけて表現される、ミストフェリーズの性格

 

ミストフェリーズの性格を表現するのに、マジックのツールとかけて表現されているパートがあります。

 

He can pick any card from a pack
He is equally cunning with dice
He is always deceiving you into believing
That he’s only hunting for mice

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Mr.Mistoffelees” (作詞:T.S. Eliot)

 

1つずつ意味を見ていきましょう。

 

・He can pick any card from a pack…束の中からどんなカードでも抜いてみせる

・He is equally cunning with dice…サイコロと同じくらいずる賢い

・He is always deceiving you into believing that he’s only hunting for mice…ミストフェリーズはネズミを追いかけまわしているように見えるけれど、そう見せかけて君を騙して信じ込ませているんだ

 

大人しくてシャイなイメージがあるミストフェリーズですが、ずる賢い面も歌われていることが分かりますね。

 

一流の手品師も学ぶべきミストフェリーズの回転

 

さて、ミストフェリーズといえばマジックの他に回転(ターン)が有名ですが、それにちなんだこんな英語フレーズがあります。

 

The greatest magicians have something to learn
From Mr. Mistoffelees’s conjuring turn

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “Mr.Mistoffelees” (作詞:T.S. Eliot)

 

ここで歌われているのは「一級の手品師たちも、ミストフェリーズの奇術的な回転には学ぶことがありそうだ」ということです。

確か、あの並はずれた技術を目にしてしまえば、何か学ぶことがあるはずだと言いたくなってしまいますね!

 

手品の掛け声「プレスト(Presto)」

 

もしかしたら気付いている方もいらっしゃるかもしれませんが、この曲ではところどころで “Presto!” という掛け声がかかっています。

これはどういう意味かご存知ですか?

「プレスト」というのは、マジックをする時の掛け声でイタリア語のようです。

 

Presto…(間投詞的に)そーれ!消えろ!(奇術師のかけ声)

 

マジシャンが「それっ!」とか、「消えろ!」とか、そういう掛け声として使っていることが分かります。

ミストフェリーズのシーンだけでなく、マジックのショーなどでも使われるでしょうから、覚えておくと使えそうですね!

 

…と、ここでマジックバーのご紹介です!

なんと、大阪に「ミストフェリーズ」という名前の、マジックバーがあることが分かりました。

詳しくはこちらの記事をご覧くださいね。

 

 

ミストフェリーズ – マジック猫(Mr.Mistoffelees)」の、他の記事はこちらから。


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