「猫からのごあいさつ」の英語歌詞では「犬」について歌われていた!

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』より「猫からのごあいさつ(The Ad-Dressing Of Cats)」の英語歌詞を見てみると、猫から見た犬について歌われていました。それも、かなり犬を小馬鹿にした内容です。

内容を知った後、きっと「確かに…」と頷いてしまうはずですよ。

Music from the Musical

・作品名:キャッツ(CATS)

・曲名:猫からのごあいさつThe Ad-Dressing Of Cats

・楽譜:The Ad-Dressing Of Cats

・訳詞:浅利慶太(作詞:Trevor Nunn & Richard Stilgoe)

アルバムを視聴/楽譜 ・アルバム(日本語):キャッツ
・アルバム(英語):CATS
・楽譜:

 

英語歌詞の紹介

 

The Ad-Dressing Of Cats(猫からのごあいさつ)” は、猫へどのように挨拶するのが正しいのか、前回お話しました。

 

それに加えて、実は英語歌詞では「猫が考える犬とは」についても歌われていたんです。それがこのパートですね。

 

Now dogs pretend they like to fight
They often bark, more seldom bite
But yet a dog is, on the whole
What you would call a simple soul

The usual dog about the town
Is much inclined to play the clown
And far from showing too much pride
Is frequently undignified
He’s such an easygoing lout
He’ll answer any hail or shout

The usual dog about the town
Is inclined to play the clown

Again I must remind you that
A dog’s a dog, a cat’s a cat

―ブロードウェイミュージカル “Cats” より “The Ad-Dressing Of Cats” (作詞:T.S. Eliot)

 

私達人間は、よく「犬派?猫派?」なんて好みを話したりしますが猫は犬をどんな風に見ているのでしょうか

 

猫たちが歌う犬のこと

犬はお人好し

 

まず歌われているのは犬に対する矛盾です。

 

・Now dogs pretend they like to fight…犬はケンカ好きだというフリをする

・They often bark, more seldom bite…よく吠えるし、まれに噛む

・But yet a dog is, on the whole…でも犬は、全体的に

・What you would call a simple soul…あなたたちがよく言う「お人好し」なのだ

 

「あなたたち」とは、私達人間のことです。

確かに犬はよく吠えますが、気弱な犬ほどよく吠えたりしますよね。

あれは、ケンカを仕掛けているのではなくて虚勢を張っているだけ。そんな様子が「ケンカ好きというフリをする」と表現されています。

確かに犬は「お人好し」かもしれませんね。飼い主の様子を伺ったり、空気を読んだりしますから。

 

犬はプライドがない

 

また、こんなことも歌われています。

 

・And far from showing too much pride is frequently undignified…少しもプライドを持つというところがなく

・He’s such an easygoing lout…のんきなぶこつ者だ

・He’ll answer any hail or shout…あられに対しても、怒鳴り声にも反応する

 

「プライドがない」というのは何となく分かります。

犬は芸達者ですから「お手」「おかわり」なんて言われれば指示通り動きますもんね。それが猫から見たらプライドがない…ということなのでしょう。何せ、猫はプライド高き生き物ですから。

そして大きな音に対しは、所かまわず反応してしまうのも犬の性格の1つです。「なんと情けない…」と言う、猫のため息交じりの声が聞こえそうですね。

 

犬は犬、猫は猫

 

最後はこんな風に念を押されています。

 

・Again I must remind you that…もう一度あなたに念を押しておこうか

・A dog’s a dog, a cat’s a cat…犬は犬、猫は猫だと

 

ここ、日本語訳はこうなっています。

 

忘れてはいけない
猫は犬にあらず

―劇団四季ミュージカル 『キャッツ』 より 「猫からのごあいさつ」(訳詞:浅利慶太)

 

これ、上手い訳ですよね。確かにその通りです。

 

いかがでしたか?

猫も犬も、ペットとしてとても人気な動物ですが、全く別物。接し方を決して混同しないようにしましょうね。

 

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