「ノートルダムの鐘」で歌われるラテン語歌詞の意味

あきかん

こんにちは!

ミュージカル考察ブロガー、あきかん(@performingart2)です。

 

劇団四季ミュージカル『ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)』より「ノートルダムの鐘(The Bells of Notre Dame)」の歌詞を見てみると、ところどころにラテン語が登場します。

主にクワイアが歌うパートですが、せっかくなので理解したいですよね。

『ノートルダムの鐘』で歌われるラテン語の歌は、「オーリム/いつか」を除き、全てキリスト教のミサで歌われているものの引用です。

どれも神との強い関係性がある歌なので、理解できるとシーンごとの味わいが変わってきますよ。

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ラテン語が登場する曲

 

ミュージカル『ノートルダムの鐘』でラテン語が登場する曲は、次の通りです。

 

 

曲を見てみると、こんな時に歌われていることが分かります。

 

  • 神の導きを求める時
  • 神と自分との対峙を歌う時
  • 神の戒めがある時

 

全て「神」と関係がありますが、これはキリスト教のミサが「ラテン語」で歌われることに関係しています。

教会で歌われる歌がベースになっているので、神や大聖堂と関係がある場面でラテン語の曲が登場するんですね。

 

オーリム/いつか(Olim)

 

「オーリム/いつか」は、全てラテン語で歌われています。

 

Olim olim deus accelere
Hoc saeculum splendidum
Accelere fiat venire olim

―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “Olim” (作詞:Stephen Schwartz)

 

とてもシンプルな歌詞ですが、調べたところ2幕で歌われる「いつか(Someday)」と意味が同じだと分かりました。

オープニングから「平等な世界への願い」歌っている部分ですので、しっかり押さえておきましょう。

 

ノートルダムの鐘(The Bells of Notre Dame)

 

『ノートルダムの鐘』で一番耳に残るフレーズといったら「キリエ・エレイソン(Kyrie eleison)」ではないでしょうか。

しかし実はこれ…ギリシャ語なんです(笑)。意味は「神よ、憐れみたまえ」。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

ジェアンの死後、残されたフロローとカジモドの背景で歌われるラテン語はこちら。(引用の色付きは、あきかんによる。)

 

Dies irae
Dies illa
Solvet saeclum
In favilla
Kyrie eleison

―ミュージカル “The Hunchback of Notre Dame” より “The Bells of Notre Dame” (作詞:Stephen Schwartz)

 

意味は「怒りの日、その日は、世界が世界が灰となる日だ。神よ、憐れみたまえ。」。

これは「最後の審判」を元に書かれた聖歌「ディエス・イラエ(Dies irae)」の引用です。

「ディエス・イラエ」については、次の記事にまとめていますので、是非併せてご覧くださいね。

 

神よ、弱き者を救いたまえ(God Help the Outcasts)

 

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地獄の炎(Hellfire)

 

(準備中)

 

 

エスメラルダ(Esmeralda)

 

(準備中)

 

アントラクト/間奏曲(Entr’acte)

 

(準備中)

 

フィナーレ(Finale)

 

(準備中)

 

あきかん

それでは皆さん、良い観劇ライフを…

以上、あきかん(@performingart2)でした!

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