英語歌詞「天上への旅」のHeaviside Layerって何?

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』より“The Journey To The Heaviside Layer(天上への旅)”の英語歌詞を見てみると、“Heaviside Layer”という単語が出てきます。

日本語版では「天上」と訳されている様ですが、実際はどういう意味なのでしょうか?聞き慣れない単語なので調べて見ました。

※全体を読みやすくするため記事の構成を変更致しました。(2017.7.4)

「ヘビサイド層」は実在する

The Journey To The Heaviside Layer(天上への旅)”の歌詞は、次の2行が大勢の猫たちによって繰り返し繰り返し歌われています。

 

Up, up, up, past the Russell Hotel
Up, up, up, up, to the Heaviside Layer
―ミュージカル “CATS” より “The Journey To The Heaviside Layer”

 

layerというのは「層」という意味ですが、地球を覆う「オゾン層」などの「層」も指します。Heaviside Layerも、そんな地球を覆う層の1つなのかな…と想像はしていたのですが、耳にしたことがなかったので、『CATS』のために作られた造語かなと思っていました。

しかし調べてみると、「ヘビサイド層」という層はどうやら実在するのだそうです!

「ヘビサイド層」とそのまま訳してしまうと単に層を指すことになってしまいますから、このシーンの雰囲気に沿って、日本語版では「天上(天国)」と訳したのでしょう。

英語版でも「天上(天国)」を意味していることに間違いはないですが、単にheaven(天国)と言わないのがこの曲のお洒落なところ。恐らく、気高い猫たちの性格に合わせて、あえて一般人にも馴染みのない言葉で表現されたのだと思います。

少し難しい単語や、パッとイメージできない単語は、一瞬で分からない分興味がそられますよね。「遠い遥か彼方」を表す意味で、意図して使われたこの単語…そういう点では、『CATS』の作品に大きな影響力を持っていると言えるでしょう。

 

何故こういう名称なのか考えてみた

ちなみに、何故この層に“heaviside”という名前が付いたのかを私なりに考えてみました。恐らくこの層の名付け親は、層の位置する場所が「天国に近い場所」だとイメージし、“heaven’s side(天国に近い側、天国側)”を縮めた、“Heaviside”という単語を造ったのだと思います。もしこれが正しいなら、「遥か天の彼方」を表現するにはぴったりの言葉ですね。

次『CATS』を鑑賞する際は、是非「ヘビサイド層」をイメージしながら聴いてみて下さい!

 

この歌詞に出てくる「ラッセルホテル」も実在する

それから、この歌詞内にある“Russell Hotel(ラッセルホテル)”、実は実在したってご存知でしたか?次の記事でまとめてありますので、是非併せてご覧ください。

 

♪『キャッツ』の曲一覧はこちらから:キャッツ/英語歌詞を徹底分析!日本語で意味を理解しよう

⇒“The Journey To The Heaviside Layer” 動画集はこちら☆・’

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