マンゴジェリーとランペルティーザ…その名前の由来と意味

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』に出てくる、小泥棒「マンゴジェリー」と「ランペルティーザ」。なかなか珍しい発音である上に、どういう意味なのかさっぱり分かりませんよね。
しかし原作『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法』を読んでみると、2匹の名前の由来について書かれていました!
Music from the Musical
・作品名:キャッツ(CATS)
・曲名:マンゴジェリーとランぺルティーザ ‐ 小泥棒(
Mungojerrie And Rumpelteazer)
・楽譜:Mungojerrie and Rumpelteazer
・訳詞:浅利慶太(作詞:Trevor Nunn & Richard Stilgoe)
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マンゴジェリー(Mungojerrie)と、ランペルティーザ(Rumpelteazer)の名前の由来は何なのか?
原作には次のように説明がありました。
jerrieはjerryで「便器」、「片手間に仕事をする人」、「肉体労働者」などの意味がある。
teaser(しつこく悩ます人)から由来。つまり、「弱い者いじめする者、他人を悩ませる人」の意味。
―T.S.エリオット『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法
』(p.48)
まずマンゴジェリーですが…えっ?「便器」??
衝撃です。これを読んで一瞬ひるみました(笑)。
「便器」も「片手間に仕事をする人」も「肉体労働者」も全て、このミュージカルに関連がないように思えたからです。
ただ一番しっくりくるのは、2番目の「片手間にちょちょいと仕事を片付けてしまう猫」でしょうね。
泥棒ですからある意味「肉体労働」をしているとも言えますが、さすがに便器は「?」のままです(笑)。
一方のランぺルティーザ(Rumpelteazer)は分かりやすいですね!「何度も何度も人間を悩ませる」猫といった解釈になるでしょう。
片手間で仕事をするのに、人の頭を悩ませる猫…すごいカップルですね!
カタカナに直された日本語で猫の名前を読むだけでは、意味をそこまで深く考えることはないかもしれません。
しかし次の絵本を読むことで、名前にどんな意味があるのかを具体的かつ感覚的に理解できます。原作と併せて是非読んでみてくださいね。
「マンゴジェリーとランペルティーザ – 小泥棒(Mungojerrie and Rumpelteazer)」の、他の記事はこちらから。


この名前の由来系の記事、好きです(#^^#)
他の演目だと人間しか出てこないので人間の名前しか出てきませんが、キャッツは人間とは違い「なぜその名前?」と思うようなことがあったので勉強になりました!!
これからも頑張ってくださいね。
Masaya 様
おはようございます!
昨夜はコメントを有難うございました。とっても嬉しいです、そして励みになります…(涙)
仰る通りで、キャッツは独特な名前が多いですから、私も原作を読んだときは「へー!」「ほー!」と感心するばかりでした。
ちなみに、「アラジン」や「ノートルダムの鐘」に登場する人物の名前の意味も掲載しているので、もしご興味あれば読んでみてくださいね。
応援のお言葉も有難うございます。日々、コツコツと執筆に励みたいと思います。
また、いつでもコメントお待ちしております。
あきかん