ジェニエニドッツ…その名前の由来と意味

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』に出てくる、おばさん猫「ジェニエニドッツ」。「おばさん」に当たる英単語が名前の中に入っている訳でもないし、どういう意味なのか見当もつきませんね。

しかし原作本『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法』を読んでみると、名前の由来について書かれていました。昼の姿を表した、可愛らしい名前になっていますよ!

※読みやすさ改善のため、記事の構成を変更致しました。(2017.6.26)

Old Gumbie Catの意味

さて、まずはあだ名であるOld Gumbie Cat(ガンビーキャット)から見ていきましょう。原作本には次のように説明されています。

 

『キャッツ』に登場する猫たちの名前は、エリオット自身の造語が多い。
このGambie Catも、その典型的なひとつで、その含意と発音のおかしさを楽しんでいただきたい。
Gambieはgum(ガム)から由来しているネーミング。gumはネバネバしていて、くっついたら、ちょっとやそっとじゃはがせないもの。
そこで、エリオットは、「どっかりと座って、座って、座って、てこでも動かぬ」おばさん猫に、Gumbie Catと命名した。
―T.S.エリオット『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(p.19)

 

何と愛らしい!!

“gumbie”の意味がずっと分からなかったのですが、これを読んで腑に落ちました!

床にくっついたガムみたいに動かない猫ですから、Gumbie Cat(ガムのように床にへばりついた猫)なんていう呼び名がついちゃったんですね。

これに“Old(年をとった)”がついているため、劇団四季版ではその部分だけをとって「おばさん猫」と訳されています、Old Gumbie Catを忠実に訳すと、「ガムみたいに床にへばりついて離れない年をとった猫」となる訳です(笑)

でも皆さん忘れないでください…これはあくまでも昼間の姿。夜はgumbieでないことをくれぐれもお忘れなく!

 

 

Jennyanydotsの意味

一方の、本名Jennyanydots(ジェニエニドッツ)はどうでしょうか?

 

Jenny(女の子の名)とany(いくらでも)とdots(点)の合成語。
あえて訳せば、「まだら猫のジェニーちゃん」ぐらいの意味。
―T.S.エリオット『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(p.19)

 

「まだら猫のジェニーちゃん」!かわいい~!「沢山の斑点がある」外見から名前が付けられているんですね。

日本語で「ジェニエニドッツ」と書かれると何の事だかさっぱり分かりませんが、こうやって英語を分割してみると想像もしなかった発見ができて面白いです。こういうところが英語歌詞を分析する醍醐味の1つですね。

ちなみに、ジェニエニドッツの外見についてはこちらの記事にまとめました。名前にもある斑点がどんな柄かについても触れているので、是非ご覧ください。

 

 

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