ジェニエニドッツ…その名前の由来と意味

劇団四季ミュージカル『キャッツ(CATS)』に登場する、“Old Gumbie Cat(ジェニエニドッツ – おばさん猫)”。

日本語では「ジェニエニドッツ」が本名で「おばさん猫」があだ名ですが、英語の“Old Gumbie Cat”は、ただの「おばさん猫」という意味ではありませんでした

原作『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法』に名前の由来について書かれていましたので、今回はそこを詳しく見ていきましょう。

【ブロードウェイミュージカル“Cats”/“Old Gumbie Cat”/作詞:T.S. Eliot * 劇団四季ミュージカル『キャッツ』/「ジェニエニドッツ – おばさん猫」/訳詞:浅利慶太】

 

“Jennyanydots”の意味

 

まずは、本名の“Jennyanydots(ジェニエニドッツ)”から見ていきましょう。原作では次のように説明されていました。

 

Jenny(女の子の名)とany(いくらでも)とdots(点)の合成語

あえて訳せば、「まだら猫のジェニーちゃん」ぐらいの意味。

―T.S.エリオット『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(p.19)

 

かわいい~!

沢山の斑点がある外見から名付けられているんですね。

日本語で「ジェニエニドッツ」と書かれると何の事だかさっぱり分かりませんでしたが、分析してみると、想像もしなかった発見ができて面白いです。

ちなみに、ジェニエニドッツの外見についてはこちらの記事で解説しています。併せてご覧くださいね。

 

“Old Gumbie Cat”の意味

 

では、あだ名の“Old Gumbie Cat(オールド・ガンビー・キャット)”はどうでしょうか?原作では次のように説明されていました。

 

『キャッツ』に登場する猫たちの名前は、エリオット自身の造語が多い。このGambie Catも、その典型的なひとつで、その含意と発音のおかしさを楽しんでいただきたい。

Gambieはgum(ガム)から由来しているネーミング。gumはネバネバしていて、くっついたら、ちょっとやそっとじゃはがせないもの

そこで、エリオットは、「どっかりと座って、座って、座って、てこでも動かぬ」おばさん猫に、Gumbie Catと命名した。

―T.S.エリオット『キャッツ ポッサムおじさんの猫とつき合う法』(p.19)

 

何と愛らしい!

“gumbie”の意味がずっと分からなかったのですが、これを読んで腑に落ちました!

床にくっついたガムみたいに、へばりついて動かない猫ですから、“Gumbie Cat”なんていうあだ名がついちゃったんですね。

それに加えて“Old(年をとった)”がついているため、日本語では「おばさん猫」と訳されていますよ。

 

いかがでしたか?英語のあだ名が何故“Old Gumbie Cat”かお分かりいただけたでしょうか?

“Old Gumbie Cat”を忠実に訳すと、ガムみたいに床にへばりついて離れない年をとった猫

でも皆さん忘れないでください…これはあくまでも昼間の姿。夜はgumbieでないことをくれぐれもお忘れなく!

 

 

その他“Old Gumbie Cat(ジェニエニドッツ – おばさん猫)”の歌詞解説や、ミュージカル『キャッツ』についてはこちらの記事をご覧ください。


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